| 無間地獄
(むけんじごく
) 関連語句 八大地獄。地獄。 八大地獄(八熱地獄)の第八で、最下低の地獄。無間は梵語・アヴィーチィの訳で、阿鼻と音写し、無救とも訳す。阿鼻地獄・無間大城・阿鼻大城ともいう。間断なく大苦を受けるゆえの呼称である。欲界の最下部にあって、縦横八万由旬で周囲に七重の鉄城があり、沸銅が湧き出て罪人を焚き殺すという。五逆罪(殺父・殺母・殺阿羅漢・出仏身血・破和合僧)の他に、正法を誹謗した者が堕ちるとされる。『断簡二八一』〔40529〕には「花厳経・大日経等を法花経にまさると云ひし大師等は、皆無間地獄にをちぬ」と記述されている。 『正法眼蔵』12巻本8「三時業」〔15400〕に無間の意を挙ぐ。 |