熊との遭遇



 平成20年6月20日(金)福井県大野市の上小池から三ノ峰、別山に登ってきました。生まれて初めて熊に遭遇しました。


熊の足跡(後日)


 午前9時30分頃、三ノ峰山頂2128mの北側の最初のコル、標高2070m付近の登山道で体重80kg超のツキノワグマを見かけました。私からは、山頂付近から俯瞰する形で 直線距離で100mくらいです。鈴の音ではじめて気がついたようでした。その後は東側の雪渓でうろうろして、なかなか逃げません。そこでもう一度大きく鈴を鳴らしました。 そこでようやく西側のチシマ笹の中をすごい速さで斜面を駆け下りていきました。
 生まれて初めて野生の熊とであった感想は「すぐ熊とわかった。恐怖心はあまりなかった。はやく逃げてほしい。逃げなかったら引き返そうか。追いかけてきたらどうしよう。」 です。幸いなことに熊の方が逃げてくれましたが、「あの足の速さからして人間ではとうてい逃げきれない。」と思いました。
その後無事に別山を往復して上小池まで下山しました。
 上小池のキャンプ場の管理人さんに聞いたところ、熊は人間から半径200m以内には近寄らないが、風の向きで人間の匂いがわからないときは入ってくることがあるそうです。
 必ず鈴等で音を出しながら歩けば、まず熊のほうが気づいて近寄ってこないそうです。登山するときは必ず鈴等音の出るものを持ち歩きましょう。
 熊の居住区に人間が入っていくわけですから、いつ遭遇しても対処できるよう心がけておきたいです。



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