水晶岳2019





 令和1年8月10日~13日、三泊四日で水晶岳を縦走登山してきました。天候は四日間とも快晴。憧れの水晶岳です。
 メンバーは、いつもやさしくサポート、炎のランナーNさん。スキー仲間の林業男子、一級建築士Mさん。元トライアスロン代表選手Tさん。楽しいブログ(ユキチ母さんの田舎通信)を書いている元保育士ノンコさん。大阪から参加のマスターズスイマーのT子さん。どこでもドアならぬどこでも睡眠ベッピンUさん。最後に今回晴れ男のコロスケ、の以上7人です。
 福井を4時に出発、新穂高の鍋平の駐車場に8時30分到着。料金は一日300円。ロープウェイで新穂高まで下ってスタートです。
 今回のコースは、新穂高~わさび平小屋~鏡平山荘(泊)~双六小屋~双六岳~丸山~三俣蓮華岳~三俣山荘(泊)~鷲羽岳~水晶小屋~水晶岳~水晶小屋~黒部源流~三俣山荘(泊)~双六小屋~鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高。総距離42km。
 初日、16:00鏡平山荘着。暑さと睡眠不足できつかった。名物のかき氷を頂き、ビールで乾杯。鏡池に映る槍、穂高連峰が美しい。夜は、ふとん一枚に二人。
 二日目は、弁当の手配ができず行動食で三俣山荘へむかいます。双六岳からは奥飛騨の秀峰、笠ヶ岳がみえます。その後、稜線伝いに三俣蓮華岳へ。富山、岐阜、長野の三県にまたがってます。目の前に、鷲が羽根を広げた形の鷲羽岳が、その左肩に目指す水晶岳が見えます。14:10三俣山荘着。夜は、ふとん三枚に七人。
 三日目は、今回のハイライト、鷲羽岳、水晶岳を目指します。鷲羽岳の山頂からは、360度さえぎるものがありません。槍、穂高連峰、乗鞍岳、笠ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、白山、黒部五郎岳、薬師岳、水晶岳、烏帽子岳、野口五郎岳、唐沢岳、燕岳、大天井岳、常念岳。遠くに富士山が見えます。ワリモ岳を通って水晶小屋から水晶岳を登ります。ヘルメットを装着してる人も何人かいます。山頂は狭いです。北に目をやると、赤牛岳が目の前に、白馬岳、唐松岳、五竜岳、針ノ木岳、蓮華岳、黒部湖がみえます。憧れの水晶岳にいます。やっと願いがかないました。思い描いた景色でした。
 水晶岳を後に水晶小屋、岩苔乗越から下降していきます。しばらくで水場があります。ちょろちょろ流れています。多分この辺りが黒部川の最初の一滴だと思います。鷲羽岳、祖父岳の両方の山腹から水が流れ込んで「黒部川水源地標」のレリーフ辺りでは立派な谷川に成長していました。今日も夜は、布団三枚に七人。
 四日目最終日。4時45分三俣山荘出発。新穂高まで永延と下っていきます。三俣峠から双六小屋までの巻道が素晴らしい。お花畑があり、チングルマ、シラネニンジン、コバイケイソウの群落がみられました。双六小屋のベンチで朝食の弁当を頂きました。山荘で朝食を食べたら間に合いません。鏡平山荘、秩父沢、わさび平小屋、15時50分新穂高に到着。約11時間の長丁場でした。
 今回はじめての三泊四日でした。ずっと快晴、景色も最高、北アルプス最深部の秘境を思う存分味わえました。参加したメンバー全員、まだまだいける自信がついたと思います。
 今回も、全員けがもなく、事故もなく無事に福井に帰ることができました。みんな、ありがとう。

双六岳にて全員集合、後は黒部五郎岳


三俣蓮華岳から鷲羽岳、左奥に水晶岳


三俣蓮華岳と黒部五郎岳、奥に白山連峰


鷲羽池


ワリモ岳から水晶岳


水晶岳から





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