白山周回2023





 令和5年7月31日(月)~8月1日(火)、一泊二日で市ノ瀬を起点に白山釈迦岳、別山、を周回登山してきました。天候は初日は晴れ時々曇り、二日目は快晴、今回は単独です。
 福井を4時20分に出発。登山口の市ノ瀬へ。
 コースは、市ノ瀬~釈迦新道~釈迦岳前峰~七倉ノ辻~室堂(泊)~南竜ヶ馬場~別山~チブリ尾根~市ノ瀬 の周回コースです。
 一日目、6時に市ノ瀬を出発。「湯の谷乗越」までは先月と同じです。昼食は白山釈迦岳前峰で頂きました。「湯の谷乗越」の水場は草に覆われてオオサクラソウの時期は終わっていました。「湯の谷乗越」から「七倉の辻」にかけて、谷筋の雪渓の跡にお花畑がいくつも点在していました。今日も日が照って、とにかく暑い。標高が2000mを越しても暑い。「七倉の辻」の雪渓の雪で頭を冷やしました。その後何とか室堂にたどり着きました。15:40室堂到着。市ノ瀬―室堂 14.9km。
 二日目、室堂を5時に出発。「南竜ヶ馬場」で朝食のお弁当を頂きました。赤谷まで下って、「油坂の頭」まで登り返します。頭上から容赦なく直射日光が降り注ぎます。覚悟はしていましたが堪えます。木陰を選んで休憩しながら別山山頂を目指します。山頂は日蔭がありません。昼食は途中の木陰で頂きました。別山の手前でウサギギクが群生していました。白山で初めてお目にかかりました。
 別山を後に、市ノ瀬に下山します。距離は8km。チブリ尾根避難小屋で大休止。避難小屋からは木漏れ日の中を歩きます。時おり風が通ります。しかし気温は高く堪えます。水場はチョロチョロと出ているだけ。下部の谷川は水量豊富で頭から水をかぶりました。飲料には不適かもしれません。15:50市ノ瀬到着。室堂―別山―市ノ瀬 16.7km。
 このコースはトレイルランナーなら一日で周回します。もう少し気温が低いと良かったです。室堂で飲んだ生ビールが最高にうまかったです。この一瞬のためにのぼってきたのかも
 お花の方は、チングルマ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンポウゲ等のシーズン初めの花は終わっていました。釈迦新道では、ノアザミ、ヤマハハコ、タカネマツムシソウ、ニッコウキスゲ、カラマツソウ、モミジカラマツ、オタカラコウ、マルバタケブキ、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマアキノキリンソウ、シナノオトギリ、タカネナデシコ、カライトソウ、シモツケソウ、ハクサンフウロ、ハクサンシャジン、オニシモツケ、タテヤマウツボグサ、イワオウギ、ミヤマコウゾリナが咲いていました。お手水鉢付近でイワギキョウ、イワツメクサが咲いていました。別山・市ノ瀬道では、イブキトラノオ、ハクサンフウロ、イワイチョウ、オタカラコウ、ニッコウキスゲ、シモツケソウ、ミヤマカラマツ、ミヤマリンドウ、ウサギギク、ミヤマダイコンソウが咲いていました。別山手前でウサギギクとミヤマダイモウジソウの大群落がみられました。ニッコウキスゲは当たり年です。
 
二日間を通して、暑さ対策、熱中症対策で水、梅干、レモンを持っていきました。スポーツ飲料はあまり好みません。ゼリー状のものより固形物を摂るようにしました。菓子パンもお薦めです。とにかく暑かったです。
 アサギマダラ、アキアカネが舞っていました。暑さでバテましたが、良い思い出を作れました。やはり白山は花の百名山にふさわしい山です。何度でも訪れてみたい山です。
 今日も無事福井に帰りました。

ノアザミ 釈迦新道


ハクサンシャジン 釈迦新道


ミヤマコウゾリナ 釈迦新道


マルバタケブキ 釈迦新道


カライトソウ 釈迦新道


イワオウギ 釈迦新道


七倉の辻にて


エコーラインから槍・穂高連峰


油坂の頭から別山


ニッコウキスゲ 別山


ウサギギク 別山


ウサギギクとミヤマダイモウジソウ 別山


別山から大汝峰・御前ヶ峰




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