令和7年6月30日(月)、日帰りで白山に登ってきました。天候は快晴、今回は単独です。
福井を4時に出発。6時15分に別当出合登山口をスタート。別当出合の駐車場は、ほぼ満車でした。
コースは、別当出合~観光新道~室堂~千蛇ヶ池~大汝峰~千蛇ヶ池~室堂~砂防新道~別当出合。
エコーラインを下る予定でしたが、残雪がかなりあるようで黒ボコ岩経由で砂防新道を下りました。
観光新道の別当出合~別当坂分岐までの石の急坂が整備されて歩きやすくなっていました。黒ボコ岩までは夏道が露出していました。一方、下山に使った砂防新道は残雪がありました。登山道が雪解け水で川のようになっている場所がありました。
御前ヶ峰山頂直下から弥陀ヶ原まで、水屋尻雪渓がつながっていました。久しぶりに見た景色でした。室堂から千蛇ヶ池の巻道も大部分雪渓の上を歩きます。ガスがかかっていたら迷いそうです。
大汝峰からの景色は私のお気に入りです。正面に御前ヶ峰、剣ヶ峰、紺屋が池、翠ヶ池、お池めぐりコース全体が見渡せます。三方崩山、北アルプス、白山釈迦岳、別山、静かな山頂です。耳を澄ますと、鳥の声がたくさ聞こえました。
お花の方は、観光新道 殿ヶ池避難小屋より上部で、サンカヨウ、キヌガサソウ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、コバイケイソウ、ハクサンチドリが咲いていました。大汝峰周辺では、コイワカガミ、イワウメ、イワツメクサ、チングルマ、アオノツガザクラ、ツガザクラ、ミヤマダイコンソウが咲いていました。お池めぐりコース付近では、ツガザクラ、イワヒゲが咲いていました。「十二曲がり」から黒ボコ岩にかけて、リュウキンカが大群落をつくっていました。砂防新道の別当谷覗き上部で、センジュガンピ、サンカヨウが群落をつくっていました。
今回、イワヒゲの花を初めてみました。うろこ状の葉の隙間から細い茎の先に直径3㎜位の小さな白い花を付けていました。ツガザクラも同じ場所に咲いていました。
サンカヨウの花はなかなかお目にかかれません。砂防新道で群落をつくっているのは初めてみました。花は散り始めていました。
色々な高山植物が同じ場所にかわるがわる花を咲かせます。花の百名山にふさわしい白山を再発見した一日でした。
今日も無事に福井に帰りました。




