白山・北弥陀ヶ原2016





 平成28年7月24日~26日、二泊三日で白山に登ってきました。今回も昨年同様、室堂に連泊してお花松原から北弥陀ヶ原を目指します。天候は初日晴れ、2日目くもりのち小雨、3日目どしゃ降り。雨男復活です。
 メンバーは、元祖広報担当スピーカーYさん。このメンバー紹介の楽しいブログ(ユキチ母さんの田舎通信)を書いている元保育士ノンコさん。どこでもドアならぬどこでも睡眠ベッピンUさん。スキー仲間の林業男子、一級建築士Mさん。大阪から参加のマスターズスイマーのT子さん。Yさんの大学の同期生、日立市から参加のミキティーさん。最後に今回雨男のコロスケ、の以上7人です。
 コースは、昨年と全く同じ。別当出合から観光新道経由で室堂(泊)。二日目はお花松原から北弥陀ヶ原、御前ヶ峰を登頂して室堂(泊)。三日目は砂防新道経由で別当出合へ下山。
 今回は、三日間とも室堂の白山荘で自炊しました。メニューは初日の夜が「秋吉のやきとり」、鶏肉の野菜炒め。やきとりはビニール袋に入れたまま湯煎しました。ベリーグッド。二日目の夜は、マッシュポテトのサラダと、ご飯を炊いてレトルトのカレー。何年かぶりにコッフェルで六合炊きました。みんなで見守って匂いを嗅いだりしたおかげで、無事に素晴らしくおいしいご飯が炊きあがりました。三日目の朝は醤油仕立ての雑煮でした。これもバッチリOK。高校時代のテント泊を思い出しました。装備は重くなりましたが、たまには良いかもー!! 
 お花の方は、どこを見渡しても百花繚乱。観光新道の殿ヶ池避難小屋から上部はいろんな花が咲き乱れていました。ハクサンフウロ、オタカラコウ、タカネナデシコ、イブキトラノオ、ハクサンシャジン、ヨツバシオガマ、タカネマツムシソウ、シモツケソウ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマダイコンソウ、ヤマハハコ、イワオウギ、エゾシオガマ、ニッコウキスゲ、ミヤマコウゾリナ、カラマツソウ、オンタデ、シナノオトギリ、クルマユリ、等々。お花松原では、クロユリ、アオノツガザクラ、オンタデ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、ハクサンコザクラ、モミジカラマツ、カラマツソウが群落をなして咲いていました。北弥陀ヶ原では、ニッコウキスゲが群落をなして咲いていました。見事です。キヌガサソウ、ミヤマダイモンジソウが咲いていました。昨年あれだけ咲き誇っていたハクサンコザクラは全く見られません。今年は雪解けが早く、開花の時期が早かったせいかも。お池めぐりコースでは、チングルマ、ミヤマダイコンソウ、イワツメクサ、アオノツガザクラ、イワギキョウ、ミヤマリンドウ、等々が咲いていました。砂防新道ではミヤマアキノキリンソウ、センジュガンピも咲いていました。場所は秘密ですが、本来白山の植生に無いはずのコマクサが三株咲いていました。
 今回、初日に殿ヶ池避難小屋の手前で一人が登山道から1メートルほど転落してしまいました。たまたま下山中のクラブツーリズムのガイドの方に引き上げを手伝ってもらい助けていただきました。周囲に岩がなく、木がクッションになり打撲で済みましたが、場合によっては致命傷になりかねません。登山とは危険と隣り合わせのスポーツだと一同肝に銘じました。
 天候にはあまり恵まれませんでした。久しぶりに土砂降りの中を下山しました。その土砂降りの中を小学生を交えたパーティーとすれ違いました。「初めての登山がこんな天候だと登山のイメージが悪いだろうな。できることなら天気のいい日に登ってほしい。」と願いながら「ガンバッテ」と。
 今回は、いろいろ考えさせられる登山でした。それでも全員無事に福井へ帰りました。

別当出合 全員集合


お花にうっとり 観光新道にて


弥陀ヶ原にて 全員集合


お花松原


お花松原 島田氏撮影


霧雨の御前ヶ峰




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