道元禅師祖跡コース2023





 令和5年4月24日(月)、道元禅師祖跡コースを歩いてきました。天候はくもり。今回は単独です。
 福井駅 7:35発 勝山行の えちぜん鉄道で越前竹原駅で下車。登山口の吉峰時山門入口まで徒歩約35分です。
コースは、山門入口~吉峰寺(きっぽうじ)~祝山705.3m~仙尾山(せんのおやま)826m~大佛寺山807.3m~永平寺ダム~永平寺。
山門から苔むした参道を吉峰寺(きっぽうじ)に向かいます。
 今日の勝山市の最高気温は13.9度でした。例年よりかなり低いです。それでも予定通り登ってきました。 吉峰寺は「曹洞宗開祖道元禅師が大本山永平寺に移られる前に修行されたお寺です。入越最初の道場にして、御開山坐禅石や白山水、他諸仏、諸菩薩が安置され、参拝する毎に身も心も清らかになるような佇まいです。又、ここより永平寺まで三里半の山路も道元禅師をはじめ仏心老大和尚がお通りになられた祖跡コースとなっています。」 福井県観光情報ホームページより
 吉峰寺で「禅の里 永平寺ボランティアガイド」南保昭雄さんに呼び止められました。「峰禅会」で毎月ここで座禅をしているそうです。地元在住でこのコースの整備もしています。藤島高校山岳部OBです。終着の永平寺まで、よもやま話をしながらご一緒していただきました。コース上の枯れ枝やロープの補修をしながら歩きました。
 祝山705.3mから仙尾山(せんのおやま)826m、大佛寺山807.3mまで気持ちの良い稜線歩きです。右手には九頭竜川、浄法寺山、越前大日山、白山連峰、法恩寺山、経ヶ岳、後方には荒島岳、銀杏峰(げなんぽ)、部子山(へこさん)が見渡せます。
 大佛寺山の山頂から上志比小学校、上志比中学校が見えました。
 大佛寺山から永平寺ダムに下っていきます。10分ほどで大佛寺跡に着きます。ここから先は相当な急坂です。40分ほどで虎斑滝(こはんのたき)入口です。ここはぜひ滝まで200m足をのばしましょう。
 ここから約20分で永平寺ダムの登山口に着きます。ダムから永平寺川に沿って大本山永平寺の龍門まで歩いてゴールです。永平寺からは南保さんの友人に永平寺口まで送ってもらいました。永平寺口駅 15:50発 福井駅 16:12着 のえちぜん鉄道に乗り福井に帰りました。
 大佛寺跡とは「1243年(寛元1年)に道元禅師は吉峰寺に入りましたが、翌1244年(寛元2年)にはここに大佛寺を開堂しました。この大佛寺は永平寺の前の寺名で、永平寺3世義介禅師(ぎかいぜんじ)の時に現在の場所に移されたと推定されています。道元禅師はこの場所で正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)を著述し、1246年(寛元4年)には寺号を永平寺と改めました。」 永平寺町歴史街道より
 お花の方は、大佛寺山周辺でミツバツツジ、タムシバ、大佛寺跡の下部にニリンソウが群生していました。ネコノメソウ、サンカヨウの花が咲いていました。
 今日は南保昭雄さんのガイドで道元禅師祖跡コースを歩きました。単独より何倍も楽しい時間を過ごせました。南保さん、ありがとうございました。
 来年2024年3月、北陸新幹線が敦賀まで延伸します。このコースは福井駅を起点に電車で往復できます。歴史散策登山コースとして広く認知されたら良いなと思いました。
 今日も無事に福井に帰りました。

祖跡コースマップ


吉峰寺法堂 2020/4/11


大佛寺山山頂 2020/4/11


落ちてきたモモンガ 大佛寺跡にて 2020/4/11


虎斑滝(こはんのたき)2020/4/11


サンカヨウ




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