道元禅師祖跡コース2020





 令和2年4月11日(土)、道元禅師祖跡コースを歩いてきました。天候はくもり。今回は単独です。
 福井駅 7:35発 勝山行の えちぜん鉄道で越前竹原駅で下車。登山口の吉峰時山門入口まで徒歩約35分です。
コースは、山門入口~吉峰寺(きっぽうじ)~祝山705.3m~仙尾山(せんのおやま)826m~大佛寺山807.3m~永平寺ダム~永平寺。
山門から苔むした参道を吉峰寺(きっぽうじ)に向かいます。
 吉峰寺は「曹洞宗開祖道元禅師が大本山永平寺に移られる前に修行されたお寺です。入越最初の道場にして、御開山坐禅石や白山水、他諸仏、諸菩薩が安置され、参拝する毎に身も心も清らかになるような佇まいです。又、ここより永平寺まで三里半の山路も道元禅師をはじめ仏心老大和尚がお通りになられた祖跡コースとなっています。」 福井県観光情報ホームページより
 吉峰寺をあとに稜線上の祝山705.3mを目指します。大小のアップダウンがあり、最後にこのコース一番の急登があります。
 祝山705.3mから仙尾山(せんのおやま)826m、大佛寺山807.3mまで気持ちの良い稜線歩きです。右手には九頭竜川、浄法寺山、越前大日山、白山連峰、法恩寺山、経ヶ岳、後方には荒島岳、銀杏峰(げなんぽ)、部子山(へこさん)が見渡せます。
 大佛寺山から永平寺ダムに下っていきます。10分ほどで大佛寺跡に着きます。さらに谷筋を下っていきます。40分ほどで虎斑滝(こはんのたき)入口です。ここはぜひ滝まで200m足をのばしましょう。ザゼンソウが咲いていました。
 ここから約20分で永平寺ダムの登山口に着きます。ダムから永平寺川に沿って大本山永平寺の龍門まで歩いてゴールです。永平寺駅 15:01発 永平寺口駅行のバスに乗り、永平寺口駅 15:20発 福井駅 15:42着 のえちぜん鉄道に乗り換え、福井に帰りました。
 大佛寺跡とは「1243年(寛元1年)に道元禅師は吉峰寺に入りましたが、翌1244年(寛元2年)にはここに大佛寺を開堂しました。この大佛寺は永平寺の前の寺名で、永平寺3世義介禅師(ぎかいぜんじ)の時に現在の場所に移されたと推定されています。道元禅師はこの場所で正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)を著述し、1246年(寛元4年)には寺号を永平寺と改めました。」 永平寺町歴史街道より
 お花の方は、大佛寺山周辺でイワウチワ、大佛寺跡の下部にニリンソウが群生していました。
 モモンガを初めて見ました。大佛寺跡で休憩しているとバサッと音がして振り向くと小動物が上から落ちていました。着地失敗です。多摩動物公園の元園長 Tさんに確認したらモモンガでした。目がクリクリして、しっぽがしゃもじの様な平べったい形でした。大きさは手のひらサイズです。
 今日も無事に福井に帰りました。

吉峰寺法堂


大佛寺山山頂


落ちてきたモモンガ


虎斑滝(こはんのたき)




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