丈競山浄法寺山


 ◆ 福井県 丸岡町、永平寺町 ◇



◇ 丈競山
(たけくらべやま)  南丈競山(1045b)北丈競山(964b)
 丸岡町内にある丈競山は、浄法寺山の北にあって、両者競い合うように間近に並び、山名のとおり南北の二峰が高さ比べをやったという。 山の背比べの話は数多くあり、近いところでは荒島岳と飯降山、白山と富士山、白山と立山などがある。
 頂上である南峰には、白山三所権現の祠があり、「二神山」ともいい、二子
(双子)の神様ともいわれている。 昔、丸岡藩士津田吉右衛門が、丈競山の龍神に娘を奪われ、その供養としてこの山に白山山椒大権現を祀ったとされている。(坂井群誌)
 また石仏も安置されているが、この仏は何様なのかわからない。
 自然の荒らされていない山で、タマアジサイ・タネツケバナの西限、クロソヨコの北限である。

◇ 浄法寺山(1052b)浄法寺山
 福井市の北東の方角に山々が連なり、その中で右端の一番高い山が浄法寺山である。
 浄法寺は「天谷山真言院浄法寺」といい、延暦七年
(788)の創建にして七堂伽藍が立ち並び、寺坊三千余りあり、天正三年(1575)織田信長により灰燼に帰す。 寺域内には、北真言堂、西真言堂を始め諸堂があり、いま坊ヶ坂、灯心坂、墓の尾、彼岸田など呼ばれるところがあると、諸書にのせられてある。

 越前名蹟考に 「浄法寺山中に寺跡あり、真言堂屋敷、坊、坂、荒神屋敷などいう名前のこれり、寺院の号は知りがたし」 と書かれている。 
 浄法寺は三千坊を有したというから、中の一坊ぐらいが山頂にあったからこの名が付いたのかもしれない。 豊原の白山禅定道は、この山頂を経由していた。 宝暦九年
(1759)四月七日には、山火事が発生し折からの烈風で、二日二晩焼けたという。
 浄法寺山の左手に六呂谷山があるが、この辺から近庄峠六呂瀬付近にかけて、木地屋が稼業していた。 加賀大聖寺川の上流の旧大日村
(山中町)の真砂は古くから木地屋部落で、この村からでた者たちが旧竹田村や、近庄峠を越えてこの付近まで来ていたのである。

 影響録によると 「浄法寺山の上に大きな岩あり、半ば白きこと雪のごとし、山姫の「布さらし岩」といえり、日和よからむには赤く、雨ふらんとするには白く見ゆ、夜中には日の燃ゆることあり」 と書かれ、この岩は大平付近にあるという。
 栃原谷の栃原神社には「いん石」という岩があり、昔この部落に落下したのだという。

山々のルーツ(上杉喜寿)


丈競山から浄法寺山(2000年5月4日)曇り時々晴れ白山三所権現

登山者 8名 

龍ガ鼻ダム登山口 8:30    大岩 9:15    北丈競山 10:30    南丈競山 山頂着 11:10   11:30発

浄法寺山 山頂着 12:00   南丈競山 着12:30         

        昼食

南丈競山 下山発 13:25     龍ガ鼻ダム登山口着 15:30


登山日記

 今年初の登山ということで、足馴らしにと丈競山にしました。 隣に浄法寺山があるので、登山場所と下山場所が別々にはなるが、縦走すれば結構好いコースだと考え、決定しました。 しかし、メンバーの一人が暇なもんだから、下山口の方から様子を見に行ったらしいです。 その報告によると、浄法寺山は未だ残雪が多く雪渓の上を歩くことになるらしい。 ということで、浄法寺山まで行き、また来た道を戻るというように変更になりました。

 当日は気温も高く、曇っても暖かく登山日和りでした。 ゴールデンウィークということで結構混むのではないかと心配していましたが、車はそれほど多くはなく安心しました。

 さて龍ガ鼻ダムの登山口より登り始めます。 途中、大岩
(2カ所あってどちらが大岩?)のところで、なんとカモシカに遭遇してしまいました。 すぐ逃げちゃいましたが10bも離れておらずこちらも驚きでした。 森林帯を抜け尾根にとりつくと、後は周りの景色を楽しみながらの登りです。 花は、スミレ、イカリソウ、ショウジョウバカマ、イワウチワの群生などで、シャクナゲはまだ蕾でしたがタムシバ、ヤマツツジなどは咲き始めたところです。 浄法寺山の方はかなり残雪があり、山の春はまだこれからといった感じでした。
はるかなる白山
 結構楽に登っていたのですが、やはり最後までそう簡単には登らせてくれず、南丈競山頂上直下の登りはけっこうきつかったです。 直線の急な登りは嫌いです。 頂上で小休止、頂上には去年建てたロッジがぽつんと立っており、遠くからのいい目印になります。 隣の浄法寺山を見ると登山道が雪に埋まっていました。 まあ雪の上を歩くのもまた楽しいと浄法寺山まで行きましたが、周りはかなり残っており、浄法寺山より向こうに行くには、ずっと雪の上を歩くことになるでしょう。 さて南丈競山に戻り楽しい昼食です。

 昼頃から雲が晴れてきて白山が見えてきました。 見てびっくり。 去年とは大違いで、白山の裾の方まで真っ白です。 今年は雪が多く、白山の登山は6月でもまだ無理かもしれません。
(アイゼン、ピッケル等の装備以外は) スキージャム勝山も真っ白で、まだまだ滑れるのではないかと思われたくらいでした。 


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