「b・b・king / Blues On The Bayou」(MVCE−24126)


 これは98年暮れにでた新譜です。 97年暮れにも出たばかりで、2年続けての制作には驚いてしまいました。 しかし、ライナーノートによるB・B・キングの言葉によると、

...私は最近、ベーシックに立ち返る必要性を痛感してきた。 ...全曲生音で、本物だ。オーヴァータブもなし、ハイテクのトリックは全くなし。ただのベーシックなブルースだ。...

...スタジオに入って、B・B・キングの曲を作ろう。 B・B・キング・バンドと共に、B・B・キングが指揮をとって。

 このレコードは、B・B・キング自身のプロデュースによるものです。 どうやら、キングのオリジナルメンバーであり、キングのプロデュースによるレコードというのは、これが初めてらしい。

 今までのキングのレコードには、必ずなにがしかのゲストミュージシャンが参加している素晴らしいアルバムばかりなのだ。 しかし、このアルバムは、ここにきてB・B・キングが初めて自己を主張したレコードといえるのではないか。

 収録曲は全15曲。 以前に録音した曲の再録バージョンに、新曲を何曲か入れた構成である。

 内容はまさに、キングにおけるベーシックなブルースだ。 派手なところもなく、凝ったわけでもない。 さらっと聞けば何もなしに終わってしまうような感じだが、しかし、腰を落ち着けてじっくり聞き出すと、さすがキングである、じわっとブルースの熱さが伝わってくる。 これがベーシックのすごいところなのだ。 いわゆる、「シンプル・イズ・ベスト」そのままのレコードである。


  B.B.King Live in Osaka Blue Note

 といったところで、キングが来日したのです。 当然、即行ってきました。場所は、クラブハウス「大阪ブルーノート」、その名のとおりジャズがメインのハウスです。 2月8日〜11日まで、一晩2回公演、私は9日に行ってきました。 大阪梅田駅の近くで交通の便は大変いいです。

 ハウス内は100人程度入れますが、テーブルに就き食事なりをして演奏を聴きます。 私はこういうところで見るのは初めてだったので、非常に楽しみにしていましたが、予想以上によかったです。 とにかく演奏は目の前だし、会場が小さいから反応がすぐ伝わる。 少々値は高かったけどそれだけの価値はありました。 また行きたいですね。

 曲は上記の新譜を中心に演奏され、約1時間半ほどです。 メンバーは上記のレコードのメンバーと同じと思われます。 ベースのみ白人でした。 二曲ほど立って演奏し、あとは椅子に座りいつものスタイル。 あれがまたいい。

 てなことで、あららという間に終わってしまいましたが、しかし、生で聞くと流石にキングのギターには酔わされます。 ギターの一音一音によって曲のリズム、流れなどが自由自在に変化していく。 バンドも、私達も、キングの手の中で踊らされていると行った感じでした。 他に言うことは何もありません。 感動の一夜でした。

 余談ですが、桂南光と円広志が女姓を連れて、キングの目の前の席で見ていました。


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