DCI公認大会は変わるのか?

 先日ホビージャパン/DCIジャパンからDCI公認大会の申請に関する変更が発表されました。簡単に言ってしまうと「今まで必須だったDCI公式認定ショップの店印(の申請書類への押印)が不要になった。」という事なのですが、私が調べた限りでは今回の件は“ようやく日本の公認大会の申請手続きが世界準拠になった”という事のようです。 (^^; 私に言わせると、このDCI公式認定ショップという仕組みは代理店の体質というか姿勢をまさに象徴した物でした。要するに代理店は「日本で Magic を売りたければうちからカードを仕入れやがれ。そうしない店には日本で満足な商売はさせないぞ。」と言っていた訳ですが、しかし実際にはその仕組みはうまく行かなかった、まあそういう事なんでしょう。

 最新の DECK EXPRESS によると、現在日本では月に300〜400のDCI公認大会が開催されているそうです。(ただし私個人は、この数字は DECK EXPRESS に掲載される前にあるルートから伺っていました。)多分HJ/DCIJは「これだけの数の公認大会を開催しているTCGは日本には他にない。代理店だって頑張っているんだ。」という事を示すために今回この数字を公開したのだと私は感じています。ただどうでしょう、実際にはそれだけの数の公認大会が Magic の知名度アップにはほとんど貢献していないという実績もあるのです。それはなぜかと言うと、多分そういった公認大会の大部分が“ Magic 販売店の顧客サービス”として開催されているからではないかと考えられます。そういったイベントがマスコミに取り上げられるケースは極めて希でしょう。あと月に300というイベント数は、DCI公認大会を毎日定例化させている販売店が10件もあれば達成できてしまう物ですし。 (^^;

 最近WoCが世界的なDCI公認大会の規模に関するニュースを公開したそうです。その内容と今回の発表を重ね合わせてみると、日本の Magic は市場規模の割に公認大会の数がまだ少ない気がします。あと日本でも一部の地域に起きている“競技として Magic を極めるための公認大会”の開催が、全国的にはまだまだ定着していない印象も私は強く受けています。というか、今はむしろ盛り上がっている地域の方が希少というか浮いてる印象すら私は受けているのですが。 (^^;  Magic という遊びは本来そういう動きが盛り上がるだけの魅力がある物なのですが、ちょっと特に日本で競技として極めるには色々と問題があってねえ(笑・・・えない)。

 最近になって、HJの雑誌にも再三取り上げられていた某トーナメント・プレイヤーのチームが解散したという噂を耳にしました。拠点としていた販売店の閉店に伴う措置だと伺っているのですが、自分が勤めていた Magic 販売店を閉店させた経験のある私には何か他人事とは思えない物があります。ただ逆に言うと“後援ショップが無くなる=チームを解散せざるを得ない”という図式が成立する程、日本の競技プレイヤー(チーム)の基盤はもろいのです。これは私が前々から問題提起している事なのですが、やはり相変わらず状況は改善していないようですね。せっかく日本人プレイヤーの中にも世界を狙えるだけの逸材が現れつつあるというのに、これでは見殺しにしてしまう事になりかねません。

 これはあくまで私個人の意見ですが、やはりHJ/DCIJはDCI公認大会の申請事務の簡素化だけでなく、大会の開催そのものをバックアップして日本のDCI公認大会の質と量の両方をもっと充実させるべきなのです。もう何度も書いているように、日本のTCGイベントでメーカーや代理店が賞品を出し渋っている物は Magic だけなのです。そういう体質そのものを改めて日本のDCI公認大会を Magic の知名度アップ&競技プレイヤーの人口増加と質の向上を見据えた質の高い物に変えない限り、やがて日本の Magic は世界に取り残される事になるでしょう。


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。