Ring of Ma'ruf(AN) は Arabian Night に収録されているカードです。このカードは「知っている人は知っているし、知らない人は全然知らない。」カードですが、 Magic に関する知識の豊かさを自負したいという方は絶対に押さえておくべきカードです。その能力ですが・・・
Ring of Ma'ruf
5
Artifact
5, Remove Ring of Ma'ruf from the game: The next time you would draw a card this turn, put a Magic card you own not in the game into your hand instead.(2001.2.19時点の最新のCRSより抜粋。)これの日本語訳ですが・・・
(5), Ring of Ma'ruf をゲームから除外する:次にあなたがカードを引く代わりに、ゲーム内で使われていないあなたのカードを1枚手札に入れる。 (あいせん個人による私訳)・・・となります。
では更に Ring of Ma'ruf に関する見識を深めてみます。1.“ゲーム内で使われていないカード”とは?
CRSによると、ここで言う“ゲーム内で使われていないカード”とは“そのゲームで使われているカード以外のカード”と読んだ方が分かりやすいです。具体的にはライブラリ/手札/場/墓場にあるカードはもちろん、フェイズ・アウトしているカードやアンティに賭けられているカード、何らかの効果で脇に置かれているカード、そして Shahrazad(AN) のサブゲーム中のメインゲームの場にあるカードが“ゲームで使われているカード”になるので、それ以外という事になります。最も有名なのは Swords to Plowshares(AL-4E/IA) 等でゲーム除外されたカード、及びサイドボードです。DCI公認大会ではここまでが Ring of Ma'ruf によって回収できるカードの範囲となります。しかしORACLEのカードテキストを読む限り、そういった制限はカードルールというよりも“大会運営を円滑に進めるための便宜上の裁定”として出されていると思われる節があります。実際“あなたのカード”はデッキとサイドボードのカードで総てじゃないでしょう?。
2.意外な対象
あと Ring of Ma'ruf で拾える意外なカードとしては“ Necropotence(IA/5E) の効果で脇に置かれたカード”があるようです。こういったカードはゲームから除外されたゾーンにあるという扱いになるそうで、それ故 Ring of Ma'ruf で拾えるようです。ただしこういったカードは裏向きに置かれている上、それを表にして見る事はできません。つまりプレイヤーは脇に置かれたカードのどれを手札に入れても良いけれど、それは表を見ずに選ばなければいけないという事になります。3.選んだカードについて
Ring of Ma'ruf で拾ったカードは対戦相手に見せなければいけないそうです。カードの能力にはそういった記述は無いのに、なぜなんでしょうね?。
Ring of Ma'ruf はヴィンテージでしたら問題なくデッキに4枚使用できます。ただ、カード能力の割に意外と高価だったりします。やはり昔からのデュエリストだと仲間内で時々話題になるカードですから、需要は案外あるのでしょう。
これは公認大会とそうでない場合で変わってきます。ただ正直言って公認大会であまり用途があるカードだとは思えないのですが。まず“サイドボードのカードを引ける”という事で、例えばサイドボードに各色のCoPを入れておき、対戦相手のデッキを見て引っぱり出して来るという使い方があります。その他色いじめのカードも同様に考えられます。
あと、このカードはなぜか Serra Angel(AL-4E) とセットで考えられる事が良くあります。例えばセラカウンター(クリーチャーとして Serra Angel しか入っていないフルパーミッションデッキ)に入れておき、万が一セラがゲーム除外されても・・・という感じです。実はこういう使い方は意外と実戦的かも知れません。
ただし何と言ってもお勧めしたいのは、一般イベント等でジャッジに進言し、 Ring of Ma'ruf で拾えるカードの範囲をその場の裁定で広げてもらう事です。そりゃあ昔々の Ring of Ma'ruf の使われ方はおバカでしたので。対戦相手にクリーチャーで場を制圧されたプレイヤーが慌てて起動し・・・
「すいません、どなたか《神の怒り》持ってませんか?」 ・・・と言って会場で借りて撃った、という時代もありましたので。今はそのコントローラーの(所有物である)カードしか拾えないようですが、それでもその範囲総てをOKとするとかなり変な事ができるはずです。
こんな重いアーティファクト、起動されたくなければとっとと割るか手札から落としてしまいましょう。
現在 Shahrazad(AN) は別の方が執筆中なので、次は Goblin Bomb(WE) になりそうです。