Goblin Game(PL) は、最新の拡張エキスパンションである Planeshift のカードです。まだ正式にORACLEには掲載されていないので、カードテキストでご紹介すると・・・
Goblin Game
5RR
Sorcery
Each player hides at least one object, then all players reveal them simultaneously. Each player loses life equal to the number of objects he or she revealed. The player who revealed the fewest objects then loses half his or her life, rounded up. If two or more players are tied for fewest, each loses half his or her life, rounded up.(WoC発行の公式スポイラーリストより抜粋。)・・・となっています。これの日本語版ですが・・・
各プレイヤーは少なくとも1個の品物を隠し、そのあと、すべてのプレイヤーは同時にそれらを見せる。各プレイヤーは自分が見せた品物の数と同じ値のライフを失う。そのあと、見せた品物の数が一番少ないプレイヤーは自分のライフの半分を失う(端数切り上げ)。品物の数が一番少ないプレイヤーが2人以上いる場合、それらのプレイヤーすべてが、それぞれ自分のライフの半分を失う(端数切り上げ)。 (ホビージャパン発行の日本語リストより抜粋。)・・・となります。なお“応用編”はCRS等に記載が無いため省略します。
初級編では「いかに Goblin Game を撃つか?」について触れます。まず Standard で考えると、何と言っても Planeswalker's Mischief(PL) ではないかと思います。 Goblin Game が7マナなのに対して Planeswalker's Mischief は3マナで置いて4マナで起動ですから、遥かに短時間で撃てると思われます。また青いデッキから撃つ事で、カウンターによって Goblin Game を守る事も可能になります。その上青には無い破壊力(これに関しては後述します)ですから、実戦でもかなり行けるのではないかと思います。 Goblin Game はダメージではなくライフ損失なので、軽減等ができないのもメリットでしょう。(追記:掲示板でご指摘を頂いたのですが、この方法では“対戦相手が Goblin Game を持っている”必要があるんですね。 (^^; 大変失礼しました。でも、そうなると Planeswalker's Mischief って使う人いるの?。)
ただ Extended とかヴィンテージまで見渡すと、この手のコストが重いソーサリー呪文を簡単に撃つ手などゴロゴロしております。昨日ちょっと Type-I で考えてみたら、理論上は1ターン目に撃てます。(制限カードが手札に2枚揃う等の条件が必要で、実際にはかなり厳しいですが。)やはりこの手の呪文を使いこなしたければ、最低でも Extended には手を出してみる必要があるかと思います。というか、その方が結局は楽しめると思われますし。
あと蛇足ですが、このカードは Planes-Walker 戦で天から振らせると、様々な不幸が起こって良い感じかも知れません。
中級編では“残りライフ(差)別 Goblin Game 対処法”について触れます。ライフが同点の場合
例えば20対20の場合で考えると、この場合最低でもどちらかのプレイヤーがライフを11以上失うという不幸が起こります。つまり「10個(自分のライフの半分)までは握っちゃって問題ない。」というか「10個未満を握るのはかなり勇気と根拠が必要だ。」という事です。中途半端に5個とか握ってゲームに負けた時はかなり悲惨で、それだけで一気に13ライフを失ってしまうからです。つまりこの場合は「11個以上何個まで握るべきか?」が駆け引きになるのです。1発のソーサリー呪文でこれだけのライフを奪う呪文って、過去に私は記憶に無いのですが。
ライフ差が5程度の場合
例えば20対15の場合を考えてみましょう。この場合残りライフが20の方は、絶対に自分がゲームで負けない事を考えなければいけません。普通に考えれば14個を握れば絶対に勝てる訳ですが、そこで対戦相手が1個だけ握ったとすると、両者のライフは6対7となり逆転されてしまうのです。ではライフが負けている方はどうするか?。これは「1個だけ握って最低限の損失で済ませる。」または「相手が握った数を読んでそれより1つ多く握る。」という選択肢があります。案外3つ位握ったら相手は2つしか握っていなくて・・・という事もあり得ます。実はこの呪文って“ライフが負けている方が主導権を握る”という、不思議なゲームだったりするのです。
ライフ差が10程度の場合
例えば20対10の場合を考えてみます。どう考えても負けている方は最大でも8個しか握れない(9個握ってしまうと万が一負けた時にそのままデュエルに敗北してしまう)ので、勝っている方は最大9個握れば問題ないのです。で、負けている方は1個だけ握って6ライフの損失に留めるか、それとも相手が5個程度しか握っていないと踏んでギャンブルするか、という事になるでしょう。ただ1個だけ握って6ライフの損失に留めたら、なぜか相手は9個も握っていてライフ差が詰まった、という事があり得ます。
上級編では“ Goblin Game を巡る駆け引き”について触れます。このゲームを勝利する最大の秘訣、それはズバリ“対戦相手に負けを覚悟させる事”です。対戦相手はバカみたいな数を握ってこちらを待っている。どう見ても勝てそうにないのでこちらは負けを覚悟で1個だけ握った。両者が手を開いてみたら・・・相手は2個しか握っていなかった。これこそ Goblin Game 使いの醍醐味になるでしょう。
Goblin Game が始まったら、おもむろにトークンの固まりに手を伸ばし・・・
「俺は取りあえず10個握るぜ!」 ・・・と言ってみます。両者のライフが20対20の時で考えてみると、こう言われると対戦相手は(ゲームに負けたくなければ)11個以上握るしかないのですが、一体何個握れば勝てるのか全く分かりません。例えばこちらが15個握って万全を期したつもりが向こうが同数かそれ以上だった・・・そうなると残りライフは一気に2となってしまい、相手が赤使いなら尚更“射程距離圏内”です。
で、仕方ないので「取りあえず11ライフの損失で勘弁してもらおう。向こうはそれ以上のライフを失うはずだし。」と思って1個握った。で、手の中をオープン・・・相手は2個握っただけ。これで両者のライフは18対9。これで赤使いが負ける方がどうかしています。
私個人が考えるこの“駆け引き”ですが、やはり「自分が先に握ってしまう。」そして「2個なら2個を堂々と握って待つ。」事でしょう。また毎回2個しか握らないのでは流石にばれるので、状況に応じてフェイントをかけるのは当然です。
あと Type-I でやるのでしたら、是非1度は Goblin Game を Fork(AL-RV) でコピーされる事をお勧めします。もう訳が分からなくなるので。あと Type-I ですと“確実に Goblin Game に勝つ方法”があります。それは Lich(AL-UL) を出した状態で Goblin Game を撃つ方法です。 Goblin Game は pay life (ライフを支払う)ではなく lose life (握った物の数だけライフを失う)なので、極端な話「俺は100万個握るぜ!」と言えます。まあ当然言っただけの数の物を実際握らないと駄目なのですが。
私個人は Goblin Game はカウンター等によって妨害する必要のない呪文だと思っています。対戦相手との駆け引きができるプレイヤーならば、相手が撃った Goblin Game をいくらでも逆手に取れるからです。
次回は未定です。今のところ Illusionary Mask(AL-UL) が最有力なのですが、あれの紹介文ってとにかく難しいので、ちょっと時間がかかると思います。その後は Goblin Bomb(WE) / Ashnod's Coupon(UG) / Ring of Ma'Ruf(AN) / Shahrazad(AN) の中から選んで書く予定です。