「偽造カード販売への問題提起」に多くの反響を頂いています。ここではそのご意見等も踏まえた“この問題に対する今後の取り組み方”について、私の基本的な考え方を表明しておきます。
記事への反響に対するお返事でも表明しましたが、私が今回この記事を公開した理由は「こういう商売が見逃される事はない!」という明確な意思表示による抗議(=これを売った販売店に猛省を促す事)、そして既に起きているかも知れない類似事例の発掘とその予防にあります。ただ今回取り上げたその販売店(の人間)が私の書いた記事を見るか見ないかは分からないので (^^; 現在私は後者にその重点を置いています。「見やがれ!」とか書いてFAXなんか送っても良いのですが、でもこういうのって風の噂で聞きつけて・・・という方が、見た当事者の受けるショックは大きいでしょうから(笑)。ですからくれぐれもお願いしたいのは、この販売店のある地域以外の方が迷探偵となって“悪徳店探し”あるいは“悪徳店狩り”といった行動に出ないようにして下さい。 m(__)m 少なくともこの店のある地元の人達はちゃんと分かっていて、自ら状況を打破するために動き出していますので。
これも反響の記事の中で触れましたが、最終的にこの販売店をどうするかは“地元の人達次第”です。我々外野がいくら騒いだところで(その店の売り上げが減らなければ)店は痛くもかゆくもないのです。でも1度地元で起きてしまった風評低下は、間違いなく店に取っては大打撃となります。我々としてはそういう動きが起きるのを見守る事しかできない、そう考えて間違いないでしょう。今回 Duelist Fukui はこの問題に関して“本気で取り組む”と表明しました。しかしそれは別に地元の人達との共闘無しに独自にWoCへの直訴を・・・という事ではないのです。この店がこれだけの騒ぎにも関わらず反省の色がない、だったら改めて“この店に M:tG を売らせない”ための行動に出ればいいのです。そしてそのために(せっかく2名もいる)DCI公認ジャッジ(としての資格)を活用させて頂こう、要はそういう事です。ただやはりこういった問題は、地元の人間の中で解決してくれるのが理想なのです。詐欺的商売をしているのが1店員なら店に抗議してそいつの首を切れば終わりだし、店ぐるみでやっているなら反省して商売のやり方を変えるまでそこでは何も買わない、それでこの問題は(取りあえず)解決するのですから。
今回取り上げた偽造カードの紹介で、私がそのカードを“お借りしてきた”と書いたのに気が付かれましたでしょうか?。もし万が一WoCに直訴という形で調査依頼を出す場合、私としては“ Duelist Fukui 所属の公認ジャッジが窓口になって地元の方からの依頼を受けた”という形にしようと思っています。ですから私はいずれ、そのカードは地元の方にお返ししようと考えています。この先この件がどんな結末を迎えるにしろ、そのカードは今回の事件を象徴する物になります。それはやはり地元に残されるべきなのです。
話は変わりますが、今回の件を踏まえての“再発防止策”を考える場合、私は“販売店の問題”と“デュエリストの問題”という2つの視点から取り上げるべきだと考えています。今まで我々はこういった問題をすべて“デュエリストの問題”として片付けてきました。でもそれはどうやら間違っていたようです。やはりというか当然と言うべきなのか、日本の M:tG 販売店の“ M:tG を売る事への意欲”ってこの程度なのですね。今福井県内には M:tG の正規取扱店として登録している店が24店ほどあるのですが、実際に機能していると私が感じている店はそのうち10店もありません。しかもデュエルルームを持っていて自店でイベントを開催しているのは福井市にある1店だけです。 (^^; 逆に M:tG の取り扱いをやめちゃった店は・・・数えたくないです(笑)。
私は ぎゃざる を始めたおかげで日本国内で頑張って M:tG を売っている販売店さんを何件も知る事ができました。でもそういう販売店の情報よりも、やはり M:tG に関しては・・・という販売店の噂の方を多く聞きます。所詮 M:tG に対してスキルも思い入れもない人間が M:tG を売ったってうまくいく訳がないのです。
先日私は Aquarian Age の水色日記の中で“初心者講習会”の事を取り上げました。実は当日分かった事なのですが、あの講習会はその会を主催した販売店(スタッフ)に対する啓蒙を兼ねていたのです。実際主催された書店の店長さんが講習会でAAの遊び方等を聞いてプレーし、「これ面白いよ。」と喜々として帰って行かれた光景を私は目の当たりにしました。こういうきっかけが1つあると、間違いなくその後の販売店のAAに対する取り組み方は変わるでしょう。でも残念ながら M:tG には(日本語版が発売されて3年以上経つのに)そういった販促活動がなされていません。
販売店が M:tG を売る事そのものに喜びを見出せるなら、販売店は今以上に M:tG を頑張って売ってくれるはずです。でも利益は少ないわ客足は鈍いわ・・・そんな状態が長く続けば、客を騙してでも利益を上げようという輩が現れたって不思議じゃないのです。我々デュエリスト(購入者)はそういった店から自分を守るだけの知恵を身に付けなければいけません。でも本来、店に並んでいる商品って消費者が笑顔で買える物であるべきなのです。そういう雰囲気が今の日本の M:tG にはない、これが現在の日本の M:tG に活力が感じられない大きな要因になっている気が私はしています。
あと「そろそろ来るんじゃないかな。」と私が思っている質問に先にお答えしておきます。今回私はこの販売店との対応について、日本の代理店に何かを依頼しようという意思表示を1度もしていません。今回の記事を公開する前に何人かの方にお聞きしたのですが、ほぼ全員が「訴えるならWoCに直接言った方がいい。」「代理店・・・・言ったって何もしてくれないだろう。」という意見で一致しました(笑)。記事公開後に頂いたご意見の中にも、今回の事をWoCに言うべきだという意見こそあれ、代理店に言えば何とかなるだろうという意見は1つとしてありませんでした。
我々デュエリストが代理店に対してどういうイメージを持っているか、これで分かったでしょう?。 (^^; あとは話がくどくなるので書くのをやめますが、もし万が一代理店の関係者の方がこの記事をご覧になったら、その点を踏まえて何らかの行動を起こされる事を期待したいと思います。
正直言って私自身、この問題にだけかまけていられない個人としての事情を抱えています。福井でのイベント開催/オークションのバイヤーとしての仕事/4月の萌えOFFに向けての準備と M:tG 関連だけでも仕事が山積みです。流石に私は Echizen Gather-ruを東芝サポート問題のようなこの問題専門のページにする気もないですし (^^; 前から言っているように、元々私の専門分野は“明るい農村”系のネタな訳ですから(笑)。ただ私としては今後もう1度か2度現地を訪ね、最終的には今回問題となった販売店の方と話をさせて頂きたいと考えています。というか、向こうからそういう申し入れがある事を期待していたりするのですが。それで両者の間に合意が生まれて今後その販売店が地元の M:tG 普及のためにフェア・プレーで頑張ってくれるのであれば、私としてはこの問題に関する一切の記録を ぎゃざる から抹消し、更に Duelist Fukui としてその販売店のサポートをしたって構わないと考えています。私にそこまでの決意がなければ、今回こういう形でこの問題を取り上げたりはしません。
多分今後この問題は“深く静かに進行する”事になると思いますので、どうか皆さん温かく見守ってやって下さい(笑)。そして Echizen Gather-ruとしては、今後こういう形で“販売店に裏切られたデュエリスト”が2度と現れないように、様々な形での啓蒙活動をやっていく決意でいます。