理想の M:tG 雑誌

 久しぶりに“ M:tG の雑誌”の話をします。まあそうは言っても今日本には、その方面の雑誌って1つしかないのですが(笑)。こう書くと今から私がその唯一の M:tG 雑誌(月刊GAMEぎゃざ)の悪口を書くのだろうと思われるでしょうが、多分そういう方面の記事を想像されている方に取って、今回の記事はかなり期待外れな物になると思います。 (^^;

● “頑張っている”という印象

 少し前から掲示板等で書いていますが、最近私は月刊GAMEぎゃざに関して「頑張っているなぁ。」という印象を持っています。元々私はホビージャパンという雑誌には好意的な印象を持っています。ですから「何で同じ雑誌社が出す雑誌なのに、こうも落差があるかねぇ。」とか言っていたのです。 (^^; それが最近変わりつつある、私はそう感じています。

 最新の3月号を読ませて頂いたのですが、私が創刊号である去年の9月号を読んで抱いた不満がかなり改善されている印象があります。 M:tG 関連の記事に今まで以上に力が入っていますし、外国人プレイヤーの書いた内容ではあれ「リミテッド戦を練習するためにインターネットを活用しよう(無料でリミテッド戦を楽しもう)。」的な内容が書かれています。これは今までのHJの体質からは考えられない事です。そういう意味で言うと先月の2月号のアンケート葉書(切手が不要になっていた)は画期的だったのですが、3月号では元に戻ったようですね。 (^^;

 また業師中村氏の連載に“紹介したコンボの弱点”といった内容が書かれていました。もちろんその趣旨は「弱点を知った上でこのコンボを活用しよう!」な訳ですが、これも今までには無かった事ではないでしょうか。ただ今回のリミテッドの特集は、ちょっと対象としている読者(の年齢層)には難しすぎた気がするのですが。 (^^; あの手の記事は3ヶ月位の連載にして、少しずつステップアップさせた方が良かったかも。

● 自称“オフィシャル雑誌”に必要な情報

 私の記憶が確かならば、確かHJは自らが発信する M:tG に関する情報を“オフィシャルな物”だと言っていたと記憶しています。(その点私個人は「 M:tG に取っての“オフィシャル”はWoCかDCIが発信した情報である。」という意見なのですが、まあその話は今回は置いておきます。)ですから“オフィシャル”を名乗るにはそれなりの責任という物が発生すると思うし、それを堂々と名乗れるだけの内容が必要だと私は考えています。

 例えば最近の月刊GAMEぎゃざで取り上げられている“トーナメントのポイント計算(レーティング)”の話です。あの情報はそれ以前には日本の雑誌やホームページ等でほとんど取り上げられておらず、その辺を理解したければDCIのホームページを見に行って英文を読まなければいけないという状況でした。そんな状態でDCI公認大会を押し進めたところで、参加者が自分のポイントやランキングに興味を持てる訳がないのです。「自分が何をすればポイントが上がるのか?」「ポイントが上がるとどうなるのか?」そういった仕組みを正しく理解してこそ、DCI公認大会への興味や関心が高まると私は思っています。

 ところが最近取り上げられているその辺の話題に関して、どうもライターの方が嫌々書いているという印象を私は持っています。 (^^; 「こんな情報、一般のデュエリストには必要ないだろう。」という執筆者の意図が如実に現れています。でも元々日本にはそういう情報そのものが無かった訳で、それを正しく公開するのは“オフィシャル”であるHJの義務だと私は思うのですが。あと“その情報をデュエリストが必要としているか否か”なんて、読む側が決めればいいだけの話です。やはりDCI公認大会を推進する側としては、情報を公開するという姿勢は必要なのです。というか、むしろそういった情報が必要とされる雰囲気を日本に作り出す事が、結果的にはDCI公認大会そのものの活性化にもつながるのではないでしょうか?。

 ちなみにこの事は“ Standard や Limited 以外のフォーマットを紹介するか否か”という話にもそのまま当てはまります。 Standard や Limited をさせたいからそれだけを紹介するのではなく、その他のフォーマットもどんどん紹介して読者に選ばせればいいのです。確かに Type-I プレイヤーは一見すると代理店の売り上げには結び付きにくいように見えるかも知れません。でも実際には彼らもちゃんとフレッシュパックは買っていますし、その地域の M:tG の牽引役としてちゃんと売り上げには貢献しているはずなのです。あと書こうと思えば“フレッシュパックの購入を勧める Type-I の遊ばせ方”なんて記事は書けるのです。なんなら書いてみましょうか?(笑)。(←後日公開予定です (^^; )

● 話のできるレベル

 「最近のHJやDCIJの仕事ぶりは、ようやく『その仕事ぶりを見て議論ができるレベル』になった。」そうおっしゃる知り合いがいます。例えば最近DCI公認大会の書類に提出書類のチェックリストやトーナメントレポートの記載用紙が添付されるようになりました。でもこれって昔からやっていても何ら不思議ではなかったはずです。実際書類の不備で結果がランキングに反映されなかった事例は少なくないのでしょうし、写真の1つも無い状態で“架空の大会”をチェックするのは難しいでしょう。最近私もよく福井で「ようやく代理店も分かってきたんじゃないの?」という話をしていますが、私と同じ印象を持っている方は少なくないようです。

 あとはやはり、今度はHJの雑誌を読む側が“それを読んで内容を議論できるレベル”に至る事が大事かも知れません。あそこに紹介されたデッキやコンボを鵜呑みにして・・・という方が、今日本にはかなり多いようです。私なんかは「こんな雑誌に紹介されたありきたりなデッキなんか、絶対作ってやるもんか!」とか思うのですがねぇ。 (^^; ただこれに関しては最近の M:tG (特に Standard )の“幅の狭さ”という問題がかなり影を落としています。(なおこれに関しては別の記事に書きます。)

● そろそろいいような気がするので

 実は我々 Duelist Fukui は、以前は情報源として RPG Magazine や DUELIST JAPAN を毎号買っていました。しかしインターネット環境の導入と共にその必要性が薄れ、またその内容も我々から見ると・・・だったため (^^; 去年の春頃から一切購読をやめてしまいました。ただ最近の月刊GAMEぎゃざの“頑張り振り”を見ていると、個人的には「こりゃ毎号買って応援せんといかんかな?」という気になりつつあります。という事で、今月号辺りからまた毎号購読させて頂くことになるかも知れません。

 最近こういった情報雑誌というのは、正直言って維持する事がかなり厳しいだろうと思うのです。情報の早さではインターネットに絶対勝てないでしょうから中身で勝負なのですが、その内容にしてもインターネット上で本当に中身の濃い情報を無料で発信している方々が大勢いらっしゃいますので、そういった物に勝る物でなければなりません。そんな中で雑誌が生き残っていくためには、かなり頑張って面白い記事を掲載し続ける必要があるはずなのです。ただそこまで内容の密度を高められない時に、時として雑誌編集者は“小手先の子供騙し”をやり始めるのです。インターネット環境など持っていない(あるいはあっても使いこなしていない)低年齢層に的を絞り、それこそ「これが史上最強デッキだ!」みたいな紹介記事で雑誌を売ろうとするのです。ただ実際それを実行した某アーケードゲーム雑誌は既にこの世にはありません(笑)。そんな物が通用する時代はもう終わったのです。

 前から書いていますが、私は別にクレーマーでも批評家でもありません。“この人達に頑張って欲しい”“もっと良くなって盛んになって欲しい”そう思うから噛みつくのです。 (^^; 私が去年の8月以来HJの雑誌に関する記事を書かなかったのは、ひとえに“書くだけの価値がないと判断したから”なのです。ただ、ここに来てそれが変わりつつある、それが私の印象です。

● 余談

 この機会に“代理店のホームページ”について書いておきます。これに関しては焼肉定食2人間の会場でちょっと話題になったので。

 ご存知の通り、私は自分のHPから代理店のHPにはリンクを張っていません。それは“あそこを他の方にお勧めする理由がない”というか“むしろ読ませる事には問題がある”と私が考えているからです。決して早いとは言えない更新、そして荒れ狂う掲示板(ぉ、そのどれを取っても私には有益性を見出せませんし、むしろそれを見る事で日本の M:tG そのものに対する幻滅感みたいな物を持ってしまうのではないかと私は考えています。

 多分あの様子だと、私があのHPにリンクを張る事は一生無いという気がしています。 (^^; ちなみに M:tG に関するある有名な個人開設のHPに、私が代理店のHPと同じ理由(=読ませる事には問題がある)でリンクを張っていない物があるのは内緒です(爆)。


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。