「オークションに行こう!」の第二部は、自分でカードを売る際の心得です。
これは自分で買い手と売り手双方の立場になってみて分かった事なのですが、少なくとも Yahoo! オークションはその仕組み自体が“売り手有利”にできています。ちゃんとした手順を踏めば、売り手に回って損をする事はまず無いと言ってもいいかも知れません。その位 Yahoo! オークションでは売り手は保護されています。オークションという物が出品によって成り立っている事を考えれば、これは極めて自然な事ではあります。商品を買いたい人間が100万人集まったところで、売りたい人が現れなければオークションは成立しない訳ですから。実際オークションって売る側に立つ方が買う側にいるよりも何倍も面白いです。
オークションは売り手と買い手の思惑がある程度一致した時点で取り引きが成立します。ですから当然売り手は“買い手がその商品に手を出してくれる”というある程度の見込みを持って商品を出品する必要があります。オークションで最も売れ筋となるのは“今人気のレアカード”でしょう。ただこれも出せば売れるという物ではありません。例えば同じカードを複数の人が¥2000で出品しているのに、自分だけが¥10000で出品したって買い手が付く訳がありません。 (^^; 人気のカードには過去に売買が成立した前例があるはずで、当然それによる“相場”ができています。もし万が一その相場でカードが売れてもあなたに十分な利益がないのなら、いっそカードを売るのはやめた方がいいかも知れません。
あと“フォイルカード(プレミアムカード)”や“サイン入りのカード”等は相場があって無きような物です。場合によっては相当高額な売り上げ(利益)が見込めるかも知れません。ただ、だからと言って売れない物をいつまでもオークション会場に棚ざらしにして「いつか売れるだろう!」というのはどうでしょう?。それって結果的にはそのカードの評価、強いては出品者であるあなた自身の評価をも下げてしまうのです。いくらオークションでも“売れない物は売れない”のです(笑)。その辺の引き際もオークションでは大事な要素だと私は思っています。
それでは私なりに編み出した“オークションでの売り手側の心得”を書いてみます。
● 買い手を安心させる工夫を
私は自分の出品物に関しては“NM未満の物には必ず画像を添付する”ようにしています。実際画像を添付するようになってからは、オークションへの入札件数が明らかに増えた印象があります。またカードコンディションの悪い商品の出品が気楽に行えるようになった事で、コンディションよりも値段重視という出品方針が取りやすくなりました。あと私は説明文に“送料”の話を必ず書くようにしています。こうすると購入予定者が購入後の出費について見積もりがしやすく、最終的な意志決定をしやすいだろうと思っているからです。買う側から見ると代金の振り込み手数料や送料の負担は無視できない額になります。その部分に少しでも配慮する(場合によっては一部を負担する)事も大事なのです。
● 入札件数を増やす工夫を
これは買う側の心得で書いた内容と180度矛盾するのですが、やはり売る側としては“序盤に入札件数を増やす”事は重要なのです。そうする事で自分の出品物を目立たせ、より高額での落札が期待できるからです。この“入札件数を増やす”ための最善の策は「1円から開始」というオークションです。私の場合これを Timetwister(UL) でやったりするのでやりすぎ感大爆発なのですが (^^; でも宣伝としては非常に効果的です。実際ちゃんとしたカードなら最終的にはそれなりの値段に落ち着いちゃうしね(笑)。
● “最低落札価格”は評判が悪い!?
私はあの“最低落札価格(この値段に達しない場合はオークションが不成立となる=カードを売らなくてよい)”という仕組みがどうも好きになれません。それはオークションに参加されている多くの皆さんが同じ考えのようで、実際この最低落札価格が設定されているオークションにはあまり入札がありません。私はいつも「この値段で売れれば元は取れる。」という値段でオークションを開始しています。この方が遙かに親切だし、買う側も安心してオークションに参加できると思うのですが。またこの最低落札価格を設定している物って大抵“どうでもいい物”が多かったりしてね(笑)。「そんなに売りたくないならオークションに出さなきゃいいのに。」と思ったりもします。 (^^;
● 入札終了時間の設定
Yahoo! オークションでは“入札を終了する時間”が設定できます。実は1度この時間帯をテレホタイムの混雑時(具体的には23時〜翌朝1時)に設定していて、購入希望者がオークションに入れずに買えなかったという事例がありました。実際最近この時間帯の混雑振りは殺人的とも思える位で、中に入れる事自体が奇跡に近いです(笑)。ですから最近私はこの時間中のオークション終了を避け、大体2時〜3時の間に終わるように設定しています。● 落札後のフォローの仕方
カードを落札された方が一番気にしているのが「自分がいつカードを受け取れるのか?」だと思います。ですから私は丁寧なメールを何度もやり取りしている暇があるのなら、ちゃっちゃと手続きを進めてカードの発送にまでこぎ着けるべきだと常々考えています。具体的には、私は落札者にお送りする最初のメールに“代金と送料の合計額”“振込先の口座”“折り返しのメールで欲しい情報(送り先の住所と氏名 etc. )”をすべて書いてしまっています。つまりカードを買われた方はそのメールを見た時点で代金の振り込み等の手続きを始められ、折り返し送る振り込み連絡のメールに住所&氏名を書けば、もうカードが受け取れる訳です。この間お互いがやり取りするメールは各1通ずつのみです。ちなみに私は「商品発送しました。」というメールは Yahoo! オークションの“購入者評価”時に送られるメールで代用してしまっています(笑)。代金を頂いてカードを発送した後、その日の夜に評価を終わらせてしまう訳です。
実際このやり方で私はカード購入者の方から大きなクレームは頂いていません。またその購入者の方と個人的なやり取り(類似カードのお勧め)は、後日別メールでやれば済む話です。この辺は1度海外のバイヤーさんとやり取りをしてみると良く分かりますが、向こうの方のやり方にはとにかく無駄が無いのです。
やはり日本人はまだまだオークションとの付き合い方が下手だという印象があります。オークションという場は本来“できるだけ高く売りたい”人間と“できるだけ安く買いたい”人間とがぶつかり合う場なので、当然様々な駆け引きがあるべきなのです。それがオークションの面白さだったりもするのですが、ただ今の日本のオークションの利用状況を見る限り、日本のカードは高くなる事はあっても安くなる事は期待薄だという気がします。今私は“ Yahoo! オークションの価格破壊”を目論んで、色々とカードを探し出してきて出品しています。私が出品するカードは日本国内の相場から見るとかなり異様な値段が付いていると思うのですが、でも実は我々はその(オークション開始時の)値段でちゃんと元を取っていたりするのです。ですからそういったカードをある程度安値のまま落札する事ができるようになれば、そういったカードの恩恵をより多くの人達が受けられるようになるのですが。