最近私は Yahoo! オークションによく出入りさせて頂いています。オークションは使い方次第であなたの M:tG をより充実させるための強力な助っ人になってくれるでしょう。
オークションには“中間マージンの無さから来る値段の魅力”があります。ある人気シングルカードの市場価格が¥2000だったとすると、買う方はそれより少しでも安く買いたいだろうし、売る方はそれに少しでも近い値段で売りたいと思うでしょう。でもその間に販売店等の第三者が入ると間違いなく中間マージンを取られるため、結局買い手も売り手もある程度妥協した値段で取り引きを成立させざるを得ないのです。その点オークションなら買い手と売り手がお互いに取って、より条件の良い売買を成立させる事が比較的容易です。しかしオークションは代金の回収やカードの発送が個人の責任において行われる事が多いため、どうしてもトラブルが付き物になります。実際被害も少なからず出ているようなので警戒するに越した事はないのですが、ただ世の中には客を騙してレアカードをかっぱぐ M:tG 販売店があるそうなので、そんな店からカードを買う位ならオークションを利用した方が遙かに有意義でしょう。 :-P
※ あなたの店のお噂は遠く福井にも及んでいます。 > 某店殿
オークションの場は利用者がある程度の知識というか常識を持っている事を前提に運営されています。これらに関しては特にオークション主催者から告知されている訳でもないので、私の方でその障りの部分をご紹介しておきます。
● コンディション表記について
出品されるカードには必ず“コンディション表記”がされています。一般に同じカードならコンディションの良いカードは高く、悪いカードは安いです。ですからコンディションのあまり良くないカードを安く購入する事は、あなたのお財布を助けつつお目当てのカードを入手するための近道になったりします。
一般的なコンディション評価の記述形式
M(ミント) キズどころか指紋1つ付いていない状態。また印刷のズレも全くない。 NM(ニアミント) いわゆる一般的な“無傷”なカードの総称。 EX(エクセレント) 小さなキズや汚れはあるが透明スリーブでのプレーにも耐えられる。 VG(ベリーグッド) 多少目立つキズがある。公認大会等では黒スリーブに入れた方が無難かも。 GD(グッド) 黒スリーブに入れて使う事が前提となる。スリ切れやキズが多い。 PL(プレート) ここまで来るともう“元○○”と呼んだ方がいいかも(笑)。
この他コンディション表記には“NM+”とか“NM−EX”といった表記が使われます。前者は「一般的なニアミントよりも良い」という意味で、後者は「ニアミントとエクセレントの間」という意味になります。オークションにスキャナやデジカメ等で取り込んだ画像を添付できない場合は、こういった表記を使って商品のカードコンディションをできるだけ正確に伝えるようにします。このコンディション表記は世界共通な物ではないですし、その判断基準も個人差があります。ただ私の経験から言うと「他人のカードには優しく、自分のカードには厳しい。」位の方が世の中無難に渡って行けます(笑)。特にMと称してオークションに出したカードを購入者にEX以下と評価された場合、自らの信用を大きく失墜する要因になりますのでご注意下さい。また特に出品者は“自分としての基準を統一する”事も大事です。
● 基本セット/エキスパンションの略称について
カード名にそのカードの出典元を書く場合、“α”とか“β”といった全角大文字は使わない方が無難です。一般的には2文字で書くのですが、頭がAやURZA(笑)で始まるカードセットは幾つかあるので、きちんと書き分けるようにしましょう。
一般的なカードセットの記述形式
Alpha(AL) アルファ版 Beta(BE) ベータ版 UL(UN) アンリミテッド RV(3rd/3E) リバイズド 4E(4th) 第4版 5E 第5版 6E 第6版 AN アラビアン・ナイト AQ アンティキティ LE(LG) レジェンド DK ザ・ダーク FE フォールン・エンパイア IA アイスエイジ CH クロニクル HL ホームランド AC(AL) アライアンス MI ミラージュ VI ビジョンズ WE ウェザーライト TE(TP) テンペスト ST(SH) ストロングホールド EX エクソダス US(UZ) ウルザズ・サーガ UC(UL) ウルザズ・レガシー UD ウルザズ・ディスティニー MM メルカディアン・マスクス NE(?) ネメシス PR(Promo) プロモーショナルカード UG アングルード P1 ポータル P2 ポータルセカンドエイジ P3(P3K) ポータル三國志
Yahoo! オークションでは Alliances を (AL) と表記される方が非常に多いです。ただこれは明らかに Alpha とダブるので、私個人は (AC) と書いています。また同様の理由で Urza's Legacy は (UC) と書きます。 (UL) では Unlimited とダブるのです。あと細かい話としては、プロモーショナルカードを (PR) と書くとカードコンディションの Poor (=プレートとほぼ同意語)と勘違いする方もいらっしゃるので (Promo) と書く場合があるようです。意外だと思われるかも知れませんが、実はこの略称はWoCオフィシャルな物ではなく、そのため幾つかの方言が使われているようです。
次にオークションで買い物をする際の“心得”を私なりに書いてみます。
● 比較してより良い条件の物を買おう
例えばあるカードが目に止まって「買いたい!」と思ったら、まずはオークション全体を良く見渡してみましょう。案外同じカードが複数出品されていて、それらがとんでもない価格差になっていたりする事も少なくありません。オークションで高額カードを無条件にホイホイと買っている限り、そのオークションでのカード相場が値下がりする事はあり得ません。あなたが日頃スーパー等で買い物をする時と同じ注意をオークションでも払うべきなのです。またコンディションも価格も全く同じカードが複数出品されていた場合は、例えば“出品者の評価”を参考にして、より信頼のおける方から買うという選択肢もあるでしょう。まあこれに関しては私の出品したカードを買って頂ければ絶対に悪いようにはしませんが(笑)。
● 自分で不必要に値段を釣り上げない
オークションでのその商品の最終的な落札価格は、終了間際に決まる事が少なくありません。ですからそのカードがいくら欲しくても、オークション開始早々に値段を釣り上げてしまう事はあまり得策ではないのです。例えばあなたがそのカードを¥4000で買いたいのなら、オークション終了の1時間前まではひたすら¥4000にならない事を祈りましょう(笑)。ましてやあなた自身が終了2日も前に¥4000を付けてしまうなんて以ての外です。 (^^; ただ実際にはそのカードがオークション終了の数日前に更に高値を付けてしまうかも知れませんが、それはそのカードがそれだけの価値を持っていたという証なのですから、¥4000で買えなかった事は諦めるしかありません。
● 良い客になろう
オークションは個人間の取り引きであるが故に“心証”が大きく物を言います。取り引きの際の心証が良ければちょっとした値引きやサービスがあるかも知れませんし、逆に心証が悪ければそういった物は期待できない上に、事務処理等が後伸ばしされてカードの到着が遅れたりするかも知れません。オークションでの売買は、時として売り手側が(売買価格が安すぎて)一切利益を得ていない場合もあり得ますので、あまり買い手が「カードを買ってやったんだから有り難く思え!」的な態度には出ない方が無難です。ただ明らかに売り手が怠慢だったり「これは騙されたのでは?」と思えるような状況になった場合は話は別ですが。
私がオークションに出品していて頭に来た事例をご紹介しておきます。先日の京都のイベントで私は“樫の力(UC)”を入手したのですが、後で見てみると表の右上に傷があったのです。それで私はこのカードをオークションに出品する事を思い立ち、説明文に“コンディションはEX”と書いて画像まで添付して出品したのです。
ところがオークションが始まってしばらくして、入札してきた方の中に「傷があるっす」というコメントをわざわざ書いてくる人が現れたのです。 (^^;;; 「だからこっちは『コンディションはEX』と説明文に書いて、わざわざ画像まで載せてるんだろうが!」と文句を言いたいところなのですが、向こうのメアド等は分からない仕組みになっているので(溜息)。一時期真剣に「この人、私のオークションに出入り禁止にしたろか!」とも思ったのですが (^^; 今のところはそのまま放置しています。多分あの方はあのカードをどうしても自分で落札したくて、他の人がそれ以上入札して来ないようにという目論見でそうされたのだと思っています。随分と迷惑な話ですが(核爆)。
やはりオークションに参加されるのでしたら、そういった基礎的な知識や常識は身に付けてご参加頂きたいと思うのです。オークションは参加者が育てて始めて成立する物ですから、上手に付き合っていくべきだと思うのです。