なんか今回はいつも以上にタイトルが物騒ですが (^^; ここでは“良いメーカーの物の買わせ方”について書いてみます。詐欺等の犯罪行為は論外として、メーカーはCM等を駆使して(ある意味で)消費者を騙して物を売っています。その騙し方がうまいメーカーこそが、実は儲けを出せる良いメーカーであると言っても過言ではない位なのです。
最近 やまけん さんと日本の M:tG 市場に関する話をしている際に出たのですが、HJって消費者の“騙し方”が下手なメーカーだという気がします。私と やまけん さんは M:tG 以外にも対戦格闘ゲームを共通の趣味としているのですが、この分野はそれこそ“いかにプレイヤーを騙してインカムを上げるか?”に心血を注いでいます。実際対戦で負けると100円なんて物の3分で無くなってしまうのですが、それでも我々は一時期はお猿さんのようにコインを入れていました(笑)。私も当時は「あ、春麗がいる。コイン入れなきゃ。」という感じで(うちのATOKは“ちゅんりー”を問題なく“春麗”に変換できるらしい。 (^^; )、それこそ義務感すら感じて遊んでいたものです。それってどう考えても我々はメーカーに騙されている訳ですが、でも我々はそういう状況を楽しんですらいたのです。ましてやそういう状況で「1プレー100円は高すぎる!」等という不満が出る訳もなく(爆)、あまつさえゲーセンで散々やり込んだゲームを今度は家庭用で買って更に遊んだりしますし。
そう考えると、少なくとも私も やまけん さんも「WoCというメーカーには騙されたし、一時期はそういう状況を大いに楽しんでいた。」という感じです。ただ最近 やまけん さんは M:tG に対して一歩引いているというか以前程のめり込む事はなくなっているようですし、私も自分が M:tG を売る立場になってみて色々な事情が分かってしまい、 M:tG に対して以前程の情熱を持てずにいるという感じです。やはり値上げやサポートの悪さが度重なれば、それまで騙されていた消費者も気が付く(目が覚める)訳です。WoCがうまく消費者を騙して広めた M:tG をHJがそれに気づかせて足を止めちゃった、簡単に言うとそんな構図になるのでしょうか。
私がこういう話をする際にいつも思い出すのが“森永エンゼルパイ”の話です(笑)。今この商品は2個入り120円位だったと思うのですが、実は昔は1つが袋に入って50円程度(もっと安かったかも)でした。それもその1つが物凄く大きくて、当時は1個食べるとかなりの満足感が得られました。ところがこれが箱に2個入りになった(値段は従来の2倍なので見かけ上据え置き)ので喜び勇んで買ったところ、1個の大きさが決定的に小さくなっていたのです。私はそれに失望し、それまで毎日のように買っていたエンゼルパイを買わなくなってしまいました。私は今でも森永の関係者の方とお知り合いになれれば、この話をして当時この変更を決めた方に一言文句を言いたいと思っています(爆)。
この例ですと「一端同じサイズで発売しておいて、後から徐々にサイズを小さくしていく。」というやり方を取るべきだったのだろうと私は素人ながら思っています。当時私は何歳だったか記憶にありませんが、そんな素人にも分かるあからさまなサービス低下は、その商品やメーカーへの印象を一気に悪くします。実際私はこの件があってしばらくは、森永製品への一人ボイコット運動をしていましたし、実は未だに私から見た森永の印象って他社に比べるとあまり良くないのです。 (^^; いや「食べ物の恨みは恐ろしい。」って本当なんですねぇ(嫌爆)。
さて、話を M:tG に戻します。 (^^; 今日本の M:tG はブースター1パックが500円(税別)という価格設定になっています。この値段は最近 M:tG を買う主流になっている小中学生には(あるいは高校生辺りでも)かなり出費するには厳しい金額です。しかもそれだけのお金で何を買っているかというと“紙切れ15枚”ですよ(爆)。こう言っちゃうと身も蓋もないのですが、我々はあの紙切れを1枚33円で買っているのです。 (^^;;; それを“騙されてる”以外のどういう言葉で形容します?。ただ M:tG というTCGにはそれだけの魅力があって、実際騙されて買い続けている人達は大勢いる訳です。しかも世界中にね(汗)。私は1人のデュエリストとして「 M:tG (WoC)には見事に騙されたし、今後もずっと騙し続けて欲しい。」と願っています。極端な話、日本で1パック500円のフレッシュパックを買う事に何の抵抗も感じなくなる位の“脳内物質出まくり状態”にして欲しいのです(ぉぃぉぃ (^^;;; )。でも実際今は私を含むかなり多くの人達がそうはなっていません。私がHJやDCIJの商売のやり方を見る限り「あなた達の商売のやり方では、私は絶対に騙されない(とても日本でカードを買う気にならない)。」という事です。そしてそういう考え方で M:tG をやめたり、海外からカードを買う方が最近増えているのです。
こういったゲームって、何よりも“面白いから始める”物なのではないですか?。私はそういう考え方で M:tG を始めましたし、それで M:tG を売って人にも勧めました。面白ければお金の事等すっかり忘れちゃって人は騙され続けるのです。でも流石に“負担したお金や手間の割に面白みが薄い”状態が続けば、大抵の消費者は我に返って「なに俺こんな下らない物に金使ってるんだ?」になっちゃうのです。今日本の M:tG はまさにこれなのです。HJやDCIJはこの面白さをDCI公認大会だけで実現できると信じ切っているようです。でも私に言わせるとDCI公認大会そのものには何の面白味もないですよ(笑)。あれは“そこに来る人達との交流を楽しむ”物だし、だからこそ面白くなると私は思っているのですが。ですからDCI公認大会の開催を推奨する前に、まずは“そこに来て M:tG を盛り上げてくれる『ユニークなデュエリスト』を育てる”事が何よりも大事なのです。デュエリスト個人の成長過程を無視して売り上げ重視で競技 M:tG を推奨しちゃうから、今みたいなアンバランスさを招いてしまうと私は思うのですが。
あとこれは繰り返しになりますが、やはり同じ商品が1つ300円と500円で並んでいる現状では、500円の商品を騙して買わせる事には限界があるでしょう。ですから例えば Portal 三國志リーグのような“販売店に密着したイベント”を単発ではなく中長期的に企画して、代理店が“それでも500円のパックが売れる工夫”をしないといけないのではないですか?。前にも書きましたが、私は無条件にフレッシュパックの値下げを要求している訳ではありません。どうしても500円で売りたい(売らざるを得ない事情がある)ならそれでも構わないので、その上で(300円で売る業者を排除するといったアンフェアなやり方ではなく)堂々と我々日本のデュエリストを騙して500円のパックを買わせ、日本の M:tG 市場を欧米並に活気のある物にしてみせて下さい。それが出来るなら私もHJの販促に関してそれ以上のクレームを付ける気はありません。
私の印象では、今日本で日本語版を買っている大部分のデュエリスト達は“騙されて M:tG を楽しんで買っている”という状況にはなくて、言うなれば“他に選択肢がないので仕方なく買っている”のです。でも掲示板で やまけん さんが書かれていた通り、そういう状況でデュエリスト達が今後もずっと M:tG を買い続けてくれるとは私には到底思えません。安い英語版の件もそうですが、最近 M:tG というTCGの質そのものが落ちている気がします。ましてやDCI公認大会等で見られる日本の M:tG の荒廃振りと言ったら・・・。果たしてこんな状況で、今の日本に“ M:tG に心底嵌(はま)っているデュエリスト”ってどの位いらっしゃるのですかね?。ちなみに日本の国産TCGって、なぜか未だに私を騙してくれないのです(笑)。イラスト的にはアクエリとかリーフファイトの方が私には合いそうな気もするのですが、どうもあちらには興味が沸かないのです。あれだけ露骨にやられちゃうと流石に・・・というのが私個人の見解です。(あとリーフファイトはともかく、アクエリって私から見るとイラストの質があまり良くないかも。)ただ最近の M:tG もイラスト的には私を騙してくれる物が明らかに減っていて、実は やまけん さんもMMでのイラストのクオリティ低下を指摘しています。流石にイラストが Pok?mon 化した M:tG は私は買わんぞ!(嫌爆)。