Extended / Type-I のススメ

 最近色々な場所で「 Extended や Type-I にも興味はあるけど敷居が高そう。」という声がよく聞かれます。実際その辺をかなり以前から遊んでいる私自身も、多分 Extended や Type-I は Standard に比べれば取っつきは悪いだろうと思います。ただ今現在私個人は「 Standard も Extended 以降も、デッキ構築等の“大変さ”は大差ない。」と感じています。11月にはラースサイクルが Standard 落ちしますので、これを機会に Extended から始めてみる価値は十分にあると思います。

● まずは Extended をススメてみよう(笑)

 以前にも書いた事があるかも知れませんが、私は「 Homelands と共に Type-II を捨てた人」です。 (^^; 流石に所有カードの一部が全く使えなくなるという状況が耐えられませんでしたし、いずれは“ Aysen Crusader(HL) で天下を取る”という野望がありましたので(爆)。ですからアリスサイクルの Type-II 落ちの際に、ほとんど迷う事無く Extended に進む事になりました。

 その後色々なデッキを組んでデュエルをする中で、私個人は Extended に“自分の居場所”を見つけた気がしました。それは何と言っても「私が心底デッキで使いたいと思うカードが Extended にはすべて網羅されていた。」からです。好きなカードを思う存分使って好きなデッキが組め、対戦相手もそういうデッキで挑んでくる。しかもパワーナイン等の(私には手が届かない)超高性能なカードを使われる心配もない。そういう意味で Extended はまさに私向きのフォーマットだったのです。

● 本当に Extended は“大変”なのか?

 私自身は Extended を始めて以来、 Extended のデッキを作るためだけにシングルカードの購入をした記憶がほとんどありません。「 あいせん さん、シングルカードの発注するけど何か便乗して買う?」「じゃあこの辺の変な言語のセラと Aysen Crusader をありったけ。」毎回そんな感じですので。 (^^; 最近私がデッキに使う目的で買っているのは、皆さんと同じラースサイクルやウルザサイクルのフレッシュパックだけです。でもそれでちゃんと Extended プレイヤーとしてやって来ています。ただ私と対戦した相手は「 あいせん さんとデュエルすると Wasteland(TE) が死にカードになるのが納得いかん。」とか言いますが。 (^^; なにせ私個人は「でゅあるらんど・・・何それ?、食べられる?、おいしい?」という人なので(苦笑)。

 以前から私は「 M:tG は頭と時間を使うか金を使うかの2択のゲームだ。」と言っています。そりゃ両方フルに使えれば理想なのですが (^^; 実際それを実践していると私が言い切れるのは、少なくとも知り合いの中では1人位かな。(この方はそれこそ Standard から Type-I まで何をやっても強いですが。)ですが私がこの話をすると、大抵の方が後者(つまりお金をかける方)を選択して尻込みされるのです(笑)。これは私が意図(期待)しているのとは全く逆の発想なのですが。 (^^;

 そりゃ今から Extended で有効なカードを(コモンからレアまで)全部自分で揃えようと思えば、私だって尻込みしますよ。 (^^; でも今日本にだって既に Extended プレイヤーは大勢いますし、彼らの多くがコモンカードを(下手するとアンコモンも)持て余しているはずなのです。そういう人達から余っているカードを頂いて活用するだけで、随分とその後の展開は楽になります。少なくともコモンやアンコモンを揃えるためにレアとの無理なトレードをする事もありませんし、高額なフレッシュパックを買う必要もなくなります。

 あと「 Extended だと自分ではどうしようもない“強いデッキ”が一杯いるだろうし・・・。」と思っている方も多いでしょう。この際なのではっきり言いますが“その通り”です。ただそんな“自分が一生の間に出会うかどうか分からない対戦相手やデッキ”を心配したってしょうがないのです。あなたはいつどこで出会うか分からない強力なヒグマに備えて、自分の家の近所を歩く時ですら首から鈴をぶら下げてますか?(笑)。そんなあるかどうかも分からない未来の事を不安がっていてもしょうがないのですよ。出会ったら出会った時に始めて対策を考えればいい、たったそれだけの事なのです。

● あなたは Extended に向いているのか?

 ただ最近 M:tG 関連のHP等を見ていて思うのですが、あまりにも礼儀知らずというか自分勝手な方が増えたような気がします。例えば「俺のデッキを診断しろよ!」「俺は初心者なんだからサポートしやがれ!」みたいな感じね。そういう人に対しては私個人はたった1枚の基本地形ですら差し上げる気はありません。それは「そうやってサポートをしてその人が中級者以上にレベルアップしたとしても、それ以降その人自身が初心者のサポートをしてくれるとは到底思えない。」からです。

 はっきり言いますが「そういう身勝手な人は Extended 以降では生き残れない。」と思って間違いありません。何しろ Extended 以降では間違いなく(カードの調達にしろデッキのアドバイスにしろ)自分より M:tG 歴が豊富な方々のお世話になる機会が増えます。 Extended は Standard と違って「自分が買ったカード+仲間内でのトレード」で渡って行けるフォーマットではないのです。ただそれ故に、逆に周囲の中級者や上級者を自分の味方に引き入れる事ができれば、これ程遊びやすいフォーマットはないのです。極端な話、もらったカードだけで大会に入賞できるようなデッキを組む事だって不可能ではないのです。

 そういう意味で「 Extended を始めてみると、自分が日頃周囲からどういう評価を受けていたかが分かる。」のかも知れません。人によってはカードの確保がものすごく難しかったり、逆に頼みもしないのにホイホイとカードがもらえて・・・という事もあるでしょう。本当の意味で M:tG ( Extended )を楽しもうと思ったら、まず何よりも“自分自身が周囲から援助を受けられるデュエリストになる”事が大事になると思います。ただそうなっちゃうと普通に Standard なんか遊んでいる分にも面白くてしょうがなくなるだろうけど。

● さて、次に Type-I のススメ(ぉ

 それではついでなので Type-I について書いてみます。 Extended が周囲との協力の中から楽しみを見出す遊び方だとすれば、 Type-I はデッキ製作に限っては“一人上手♪な遊び方”という印象があります(笑)。はっきり言いますが Type-I の世界で“メタ・ゲーム”はあまり重要ではなくなります。これだけやれる事が増えてしまうと、事前に予測するのがかなり難しくなるからです。この世界には“流行のデッキ”なんて物も基本的にはないからねぇ。 (^^; ただ中には「あいつの Juzam Djinn(AN)×4対策に Spirit Link(6E)×4装填。」とか「絶対今回は“毒殺”狙いが現れそうだから、サイドボードに Leeches(HL)×3。」等という突拍子もないメタ・ゲーム(!?)を始める方も現れるのですが。 (^^;;;

 ただ Type-I では間違いなく「あなたのデュエリストとしての“真価”が問われる。」でしょう。 Type-I では対戦相手が使うカードを見て「これ何ですか?」と質問するケースが間違いなく増えます。その事自体はゲームを白けさせるので本当はある程度勉強をしておくべきなのですが、そうは言っても知らなきゃ聞くしかないんだけどね。 (^^; あと例えば対戦相手が珍しいエディションのカードをさりげなく使ってきた時に、それに対して“突っ込み”を入れられるか否かでそのデュエルそのものの面白さが随分と変わってきます。(また使う方はそういう“突っ込み”を待っていたりするのですよ《笑》。)あなたにそういう面白いデュエルができれば、その後のトレード等にしたって遥かに有利に進められるでしょう。ただ逆にあなたがそのデュエルで対戦相手を何らかの方法で不愉快にしたとすれば、対戦相手が持っていてあなたが喉から手が出るほど欲しいカード(例えばパワーナイン)が、あなたに1度も提示される事なく目の前を素通りしていく事だってあり得るのです。誰だって「嫌な相手とトレードなんかしたくない。」でしょう?。ただそれは Standard にしたって理屈は同じな訳で、要はそういう心がけそのものは Standard の時と何ら変わりがないのです。

● “真実”にどれだけ近づけるか?

 私が思うに、どこかの某代理店の宣伝文句に踊らされて“ Standard による競技 M:tG (もどき)”だけをやっていても、多分一生“ M:tG の本当の面白さ”を知る事はないと思います。だからと言って Extended や Type-I を始めればそれが得られるかと言われると確約はできませんが、少なくとも“一歩でも二歩でも近づく事はできる”と思います。ただそれは結局“そのデュエリストの取り組み方次第”なのです。人によって M:tG の何をゴールとするかも様々でしょうし。要は Extended や Type-I を始める事は「自分の M:tG の“幅”を広げて、より広い世界を見るためのスタートラインに立つ事。」なのです。その後どういうルートを通ってどこに向かうか、それはあなた次第なのです。


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。