Mercadian Masques 雑感(速報版)

 いよいよ Mercadian Masques(MM) の発売が目前に迫って来ました。スポイラーリストもほぼ完全な物が公開され、11月以降のデッキにあれこれ思いを馳せている方々も多いでしょう。少し気が早いとは思うのですが、今回は“速報版”としてMMに対する私なりの雑感を書いてみます。

● MMとはどういうエキスパンションなのか?

 スポイラーリストを見回して受けた印象から言うと、MMとは「 M:tG の新規プレイヤーをターゲットにした独立型エキスパンションである。」という気がします。今回は今までになく“絶版カードの復刻”や“過去によく使われたカードの焼き直し”が目立ちます。スペルシェイパーなんてモロその代表格ですし、それをWoCはわざわざ「これがMMの新要素である。」と言い切っている訳です。つまり言い換えると「今まで M:tG を遊んで来られた方は、MMはあまり買わなくてもいいですよ。」とすら言っているような気がします。 Standard をやる場合は例外として、それ以外の M:tG の遊び方では“MMのカードには過去の何らかのカードが代用できる”仕組みになっていますので。

 ただ、この思想は何もMMで突発的に始められた物ではなくて、実はWoCがそういう発想で M:tG を売ろうと考えている事は、6Eの頃からその傾向が現れていました。この辺はウルザサイクルでの“軍拡競争(によってデュエリストを煽る戦略)”が結果的に失敗に終わった事を踏まえての事と考えられるのですが、実はもう少し違った見方もできるのです。

● MMに込められたWoCの狙い

 最近私は「本家米国で M:tG は予想以上に苦戦しているのではないか?」と考えています。私がそう思い始めた直接のきっかけは例の“フォイル・セラ”の件なのですが、実はそう考えると世界選手権の日本開催や最近の Type-I や Extended に対する締め付け等、そのすべてが説明できるのです。最近のWoCの動向を見る限り“ M:tG は売れていない”としか思われないのです。そして既存のデュエリストへのこれ以上のカード販売に見切りを付けたWoCが、新規プレイヤーに的を絞って新しいカードを作る動きを強めている、その中で生まれたのがMMだという事です。

 あとWoCがこういうエキスパンションを作ろうと考えたもう1つのきっかけが“ Pok?mon の大ヒット”にある、とも想像できます。最近の M:tG が玄人受けを狙ったカード能力の複雑化からシステム的な破綻&プレイヤー離れを招いているのに対し、逆に Pok?mon はそのシステムの単純さ+キャラクターの愛くるしさから人気を得ている。そういう現実をWoCが直視して対策を考えたとすれば、少なくともMMがTEやUSのような“終わったエキスパンション”になってこの世に現れる訳がないのです。まあMMのイラストを一気にジャパニメーション調に・・・なんて事ができる訳もないので (^^; せめてゲームシステムを少しでも簡単にしよう、そう考えたとしても少しも不思議ではないのです。

● MMに対する私の印象

 私個人はMMに対して「よくやったよなぁ。」という印象を持っています。私に言わせるとMMはまさに“昔の面白かった M:tG の復刻”なのですが、ただラースサイクルからウルザサイクルを経てカード能力のインフレ振りに麻痺してしまった大多数のデュエリスト達には、この“MMの良さ”みたいな物は分からないのではないか?、と思われるからです。例えるなら「Gガンダム(今だと∀ガンダムか)を今まさに作っているスタッフに『次回作は1年戦争の外伝で行きましょう。アムロやセイラさんも出してね。』という命令が下された。」ような感じです。(なんちゅう例えや!。 (^^; )製作スタッフ自体の頭の切り替えもさることながら、それをマーケット(デュエリスト)が受け入れてくれるのか・・・という不安はもの凄くあるだろうと思います。それだけに私個人は、今回の試みが成功してくれる事を願っているのですが。

● 我々はMMをどう迎えればいいのか?

 先程も書きましたが、MMの多くのカードには“過去に登場したカードによる代用”が効きます。ただそれらの多くが今は絶版になっている訳で、言い換えるとWoCは「あなたが11月以降も Standard を続ける気があるのなら、是非MMを買って下さいね。」と言っている訳です。実際MMに収録されている“焼き直しされた”カードのオリジナルは、トーナメント等でも活躍した便利な物が多いのです。これが Standard で使えるようになれば、今現在あなたが使っているデッキのパワーアップには必ず役に立ってくれるでしょう。ですから私としては是非大いにフレッシュパックを買ってバリバリ開けちゃって頂きたいと思います。

 ですが、もし万が一「僕は11月以降 Standard に未練はない。」という方がいらっしゃるのでしたら、ちょっとMM購入は考え直してみてもいいかも知れません。 Extended の範囲で考えても、MMのかなりのカードには“代用”が効くからです。ですからMMで出たオリジナルな能力のカード入手+トレードの弾位の感覚で買っておけばいいような気がします。ちなみに私個人は今回はBOX購入を見送り、少しずつ楽しみながら買っていく事に決めています。それは別にMMが魅力のない物だと思ってそうする訳ではなくて、そうやって楽しむ事が可能になったからです。“トレイリア・ブルー”とか“メグリム・ジャー”みたいなパッと咲いてパッと散るようなデッキはもう勘弁願いたいです。

● 私の注目カード

 では最後に“MM私の注目カード”をご紹介しておきます。本当は他にもかなりあるのですが、あまり他の人の楽しみを奪わないように、数を絞って書いておきます。

Afterlifeミラージュサイクル全盛の頃の、私の愛用カードの1つでした。MMではクリーチャーによって与えられる特殊能力によってデュエルの行方が左右されるので、白デッキには是非装填したいカードです。
Cho-Manno,
Revolutionary
「“ダメージは受けない”って、それだけですかぁ!。デメリットとかないんですか!」という感じです(笑)。 Pariah(US) とのコンボは誰でも思い付くと思いますが、でも相手も Pariah を持っていると、それはそれは大変な事が起きます(爆)。11月以降は“クリーチャー除去能力”が勝敗を決める!?。
Story CircleようやくCoPが実戦レベルに!?(本当か?)。
Indentured Djinnこれよこれ、こういうDjinnをみんな待っていた!(嘘)。
Creature-Monger
(計5種類)
さすがは“商人”、金(マナ)さえ払えば誰とでも取り引きするらしいぞ!(笑)。
BriberyMMの目玉カードとの噂もあります。コストの重さは気合い(カウンター)でカバー!。 (^^; 
Deadly Insect Alliances 全盛の頃の愛用カードでした。まあ使ってみそ、強いから。
(ちなみにイラストはどうなるのかなぁ? (^^; )


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。