我々は何をすればいいのか?

 6月からマナソース福井店で“WANPAKUリーグ”という独自の大会をスタートさせます。このリーグでは特に開催する大会のフォーマットを決めていないのですが、正直言って今私の中に「このまま Standard をやってもしょうがないなぁ・・・。」という迷いがあります。この記事は、今までのような私からの提案と言うよりは「誰かの知恵をお借りしたい(笑)」という趣旨で書かれている事を最初にご承知おき下さい。 m(__)m

● “WANPAKUリーグ”について

 “WANPAKUリーグ”は全国のマナソースやわんぱくこぞうグループの二十数店舗が参加し、DCI公認大会よりも参加しやすい初心者向けのイベントとして設立されました。参加資格は高校生以下、DCI公認大会ではありませんが独自のポイント集計を行い、各店舗での大会の優勝者を RPG Magazine 等で紹介します。初期の企画案にはトラベルマネー付きの全国大会の企画もあったのですが、対象年齢が低い等の理由でしょうか、最近この項目は削除されたようです。

 このリーグは対象年齢からも分かるように「比較的初心者向け」となっています。また使用するデッキのフォーマットについては特に規定されておらず、普通の Standard からその店独自の物まで何でもOKとなっています。ただ実はこの事が、このリーグを実際に運営する例えば私のような人間が頭を抱える要因になっている訳です。

● 私に何をしろと?(笑)

 最近「 Standard が面白くない」という声がよく聞かれます。ラースサイクルが入ってからの Standard はDCIが言うような初心者向けの物では間違いなく無くなっていて、かと言って例えば Extended や Classic のようにデッキにバリエーション(柔軟性)がある玄人受けする物でもありません。今の Standard は非常に中途半端な存在になっていて、以前のように初心者を M:tG に引き入れるための有効な戦力になっていないのです。そんな物を改めてWANPAKUリーグで参加者に遊ばせる(強要する)事には私は否定的な見解を持たざるを得ません。

 ただ残念な事に「今の日本の M:tG には Standard に取って代われるだけの代替案がない」のです。その理由は極めて単純明快で「自分でデッキを作る(作ろうとしている)デュエリストが少ない」からです。例えば私がマナソース福井店の店頭で「という事で、今度の大会はこういうルールでやります。」と言ってイベントを企画しても、それが Standard でない限り人が集まらない事は既に歴史が証明しています。しかも集まった人の中にもその何割かは平気で Standard のデッキを持参して来て「え!?、そんなルール知らなかった。(実際には店頭の掲示など読みもしないで参加している訳ですが。 (^^; )」とか言い出す方もいるのです。実際福井では Standard 以外のルールを提案したイベントのほとんどはこのパターンで潰れています。これでは主催者側が「色々とアイディアはあるけど、別に今回も Standard でいいや。」になっちゃうのです。

● 私が本当にやりたい事と現実とのギャップ

 今私がWANPAKUリーグでやりたいと思っているイベントは、簡単に言うと「裏が M:tG のカードを気兼ねなく使える初心者向けのイベント」です。流石にパワーナイン辺りを無制限に解禁するのは問題ありまくりですが (^^; 最近マナソースでも Portal や Unglued を使う人達が増えて来ているので、そういう人達が「あ、そのカード使っちゃ駄目ね。」と言われて淋しい思いをするような機会を少しでも減らしたいのです。言い換えると「低予算で M:tG を楽しもうとしている人達が不利にならない遊び方」という事になるかな。

 ですが現実に目を向けてみると、特にラースサイクル以降登場する本来の M:tG のカードが何かお寒い気がして、しかも結果的にそのオーバーパワー振りからカードが売れている訳です。ですから私個人は「ラースサイクルやウルザはブロック丸ごと禁止にしたろか!」等と思ったりもしているのですが(笑)。実際先日ダメ老師さんと話した中でも「 M:tG が面白かったのはミラージュサイクルまで」という印象があり、どうも私は最近発売されるカードに対して良い印象を持てません。ただそれらをバッサリ使えなくしてしまうのは初心者に取っても辛いでしょうから、実際にそういうフォーマットをWANPAKUリーグに適用する事は極めて困難なのです。

● 今考えている案

 実はこの問題に関しては、私自身に今現在明確なビジョンがありません。少なくとも6月の企画については“第6版ルールに慣れる”ためのイベントである事を考えると Standard でいくしかないと思っています。流石に ORACLE によるカード訂正が出尽くしていない Extended や Classic を今開くのはリスクが大きすぎます。ただ私個人はこのままWANPAKUリーグを Standard で開催し続ける気は毛頭ない事もここで宣言しておきます。それじゃあやってる事がDCIジャパンと変わらなくなるので。

 今現在、個人的に考えている案としては・・・

(1) ワン・スターター限定戦
(60枚デッキをレア×3枚、アンコモン×9枚という制限の中で作る。)
(2)  Portal 構築戦
(60枚デッキの中に一定数以上 Portal のカードを入れる事を義務化する。)
(3) チームバトル
(2人か3人のチームでメンバーのデッキを交換し、与えられたデッキで戦う。)
(4) エンシェント・バトル
(使用できるカードをミラージュサイクル以前の物に限定する。)

 等があります。特に (4) についてはWANPAKUリーグの本戦に併設する大学生&社会人向けのエキシビジョンとして結構本気で開きたいと考えています。高校生以下のデュエリスト達だけが集まってもトレード等が盛り上がらないので、イベントとしては今ひとつなのです(笑)。

● では・・・どうしましょう?(笑)

 この件に関して、今私は非常にアイディアに飢えています(笑)。他の方から何か良いアイディアが出れば即座に試みたいですし、結果次第では本部にも提案して全国規模で実行していきたいと考えています。1つだけ言える事は「今私は下手をすると日本で過去に誰一人として成功しなかった事をやろうとしているのかも知れない」のです。私自身の今までの(失敗)経験から考えても今回の件はかなり至難の技なのです。

  M:tG は本来もっと面白いTCGであるはずですし、もっと広く遊ばれるべきゲームなのです。それが日本での某代理店の歪な販売戦略からその魅力を半減させられているとしたら、今こそそのしがらみを打破する好機なのです。「DCI公認大会に参加させられている」現状を打破し、「自分の(楽しむ) M:tG 」を取り戻しましょう!。

※ 何か最後は学生運動のパンフレットみたいだ(爆)。

● 補足( 1999.6.21 加筆)

 どうもこのページが、ある有名な M:tG 関連のHPからリンクして頂いているようです。私も知り合いから教えて頂いてビックリしたのですが、光栄な反面ちょっとプレッシャーも感じています。

 今私は自分の勤める店で、この記事に書いたアイディアを具体的に実行に移そうとしています。私の仲間や先日のミニトーナメントに集まった参加者に意見を聞いてみたところ概ね好評で、私も自分の企画に少し自信を持ち始めているところです。ただ実際に難しいのはこれからでして、例えば来月のイベント告知から実行までの間に、新しい企画に合ったデッキがどの位遊ばれるかも全くの未知数です。そういう意味ではまだまだ手探り状態での模索が続きそうです。

 まあ M:tG に関してこの ぎゃざる はかなり生意気な意見を掲載していますが、これもすべて「 M:tG のためになれば」との思いからの事です。もしお時間が許すならば他の記事等も読んで頂いて、掲示板に足跡やご意見等を頂ければ幸いです。 m(__)m



   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。