4thと5th

 いよいよ6月1日が目前に迫って来ました。デュエリスト達の中では第6版ルールへの対応が主な話題になっているようですが、それは同時に「5thが Standard 落ちする」日でもあります。販売店や某代理店には Standard 落ちした5thの在庫に対する不安もあるようで、それに対する具体的な動きも見え始めています。

● σ(^^) に取っての4thと5th

 私はデュエリストとして4thと5thの Standard 落ちを経験してきています。4thが Standard 落ちした時は、確か「まさか Serra Angel が落ちるとは・・・」という話題が最も大きかったかな。彼女は M:tG の象徴的なクリーチャーの1つで人気も高かったので、まさか基本セットから外れるとは思われなかった訳です。ただHJが DECK EXPRESS で暗にそれを仄めかす記事を掲載してくれていたため、実際それが発表になっても(私個人は)あまりショックは大きくなかったのですが。それに、これは5thの Righteousness にも言える事なのですが、絶版したカードは一気に集めやすくなりますから(笑)。

 それに対して5thはやはり「ネビ板ショック」でしょうか。個人的には全く使わないカードなので影響はないのですが (^^; 特に黒使いや赤使いに取っての影響はかなり深刻かと思います。これでこの2つの単色デッキではエンチャント破壊の手段が基本的に無くなった訳で、今後彼らがどういう道を歩むのかには私も注目しているところです。

 4thと5thの事情が決定的に違うのは「復刻したカードの出回り量」だと私は思います。5thで復刻したアイスエイジブロックのカードが(日本では)比較的出回り量が少なかったのに対し、6thで復刻したミラージュサイクルのカードはかなりの量が出回っているはずで、従って6thのシングルカードという物に需要があるとはどうも私には思えないのです(笑)。ですから特にシングルカードを主力商品にしている販売店はかなりの苦戦を強いられそうです。

● どうなる5th!?

 正直言うと4thに比べて5thってかなりアンダーパワーですよね?。ダメ老師さんのページにもありましたが、4thには Extended や Classic 等でも十分に使える(というか主力になる得る)カードがふんだんにありますが、それに対して5thにはその要素が薄いと感じています。ですから4thは今でもそれなりの値段で売られていれば買ってみようかという気になるのですが、では5thがそうかと言うとかなり疑問です。私に言わせると4thはまだ「先々の事」を考えて作られていたのですが、どうも5thにはその考慮が薄かった気がします。確かに5th単独の Limited 等は面白いのですが・・・。

 最近(特にここ1年位かな)WoCの Standard への偏重振りが目に付くようになりました。5thは確かに基本セットとしては評価が高いのですが、今にして思えばこれがその先駆けだったのかも知れません。ただ実際にはその Standard の中でさえ、使われる5thのカードはごくごく一部でした。それが Standard 落ちした後も売れるかというと、流石に疑問を感じざるを得ません。しかも日本はご存じの通り Standard への偏重が極端なので尚更の事です。

● “絶版カード”が売れる環境

 何か某代理店が5thと Exodus を対象にしたキャンペーンを始めたようです。これはここで私が上に書いた「 Standard 落ちした5thは商品価値が薄い」という意見、そして以前の記事で書いた「 Exodus には“華”となるカードが無いので販売が厳しい」という意見を図らずも裏付けしています。ただその対象が「日本語版のみ」というのが、どうも私には理解に苦しむところです(笑)。確かに英語版は並行輸入された物がかなりあるはずなので、HJがそんな物の在庫処分まで手伝う必要はないという理論は一応理解できるのですが、でもHJが英語版を全く扱っていない訳でもないんだし・・・ねぇ。 (^^;

 あともっと根本的な話として、なんで「抽選で3万名」のプレゼントの応募に返信用封筒を(しかも切手まで貼って)送らないといけないのでしょうか?。流石にこれには私もマナソースの店長も呆れ返っていて、店長は「場合によっては抗議する」と言っています。今回の企画はHJが日本の大部分のデュエリスト達から受けている“あそこは金の亡者だ”という批判を払拭する良い機会だったのですが、これではその風評をますます広める結果になっちゃいそうです。

 まあ根本的な話として、こんな場当たり的な販促で M:tG に未来はありません。絶版カードを売りたいのであれば絶版カードが必要になるような M:tG の遊び方を日本で普及させるのが一番なんじゃないですか?。現にマナソース福井店なんかでは Standard に拘らない小中学生は今でも5thを買ってるもん。(ただこれには「6thが高いから」という何とも笑えない理由が背景にあるのですが。)目先の利益のために Standard や Limited に偏重した歪(いびつ)な売り方をするからそのツケが回ってくる訳で、最初から「1度買ったカードをずっと使い続けることができる環境を整えて M:tG を遊びやすくする」事を考えていれば、わざわざ慌てて販促なんかしなくても良いのですよ!。

● では、どうすればいいのか?

 少なくとも5thの構成は今更変えられない訳で、従って5thを今よりも魅力のある商品に変えるという事は不可能です。しかも5thは今までの基本セットと違って“しばらく眠らせておけば価値が上がる”という事も期待できないと思います。だとすれば実は選択肢は非常に少なくて、我々とすれば5thが必要になるであろう M:tG のイベントを大いに盛り上げる位しか策はないのです。それも特定の地域がこじんまりやっているレベルでは多分駄目で、全国的に盛り上げる必要性があるでしょう。

 また最近「そろそろ Extended で使える基本セットが多くなり過ぎてきた」という意見もあります。例えば Extended から Revised が外れるだけでも、5thのカードが活躍できる場はグッと増えます。あまりそういうフォーマットを増やす事にはデメリットもあるのですが、そろそろ考えても良い時期には来ていると私は思うのですが。

● という事で・・・

  Standard 落ちで Righteousness(5E) の人気も下がるでしょうから、いよいよ本格的に“狩り”を始めましょうかね(笑)。ただ大抵「狩り」って自分の体力を増やすための物なのですが、私が狩りを始めるとなぜか自分自身がどんどん弱っていくのですが(爆)。実際今本気で「1枚50円で買い取りセール」をマナソース辺りで始めようかとも思っているので、店長の許可が下りたら正式に告知します。 (^^;;;


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。