CLASSIC 第6版の発売を間近に控え、カードリストの公開等もあってデュエリスト達の中に「いよいよ第6版(ルール)を迎えるのか」という気運が本格的に高まりつつあるようです。ただ日本の中で第6版ルールに対する準備が進んでいるかと言うと、私個人は決して肯定的な印象を持っていません。
私がマナソース福井店のデュエルルームでお客さんの話を聞いている範囲では、どうも第6版ルールに関しては「期待」よりも「不安」がかなり先行しているという印象があります。「こんな大幅なルール変更に着いて行けるのか?」あるいは「 M:tG が引き続き自分に取って楽しい物になるのか?」といった不安を素直に口にするお客さんは少なくないのですが、それは至極当然の反応だと思います。私個人は結構「第6版ルールになると色々“悪い事”ができそうだな。」等と悪知恵を絞っているのですが (^^; そんな余裕のあるデュエリストははっきり言って少数派なんじゃないですかね。特に「自分でデッキを作れない=自分でCRS等を読んで能動的に勉強した事がない」最近のデュエリストに取っては、当分はかなり厳しい時代がやって来るような気がします。
はっきり言ってしまうと、今我々がここで推測の範囲で第6版ルールに関してあれこれ語る事にはあまり意味がありません。例えば「再生クリーチャー」の件1つを取っても、ベスモさんのご機嫌(裁定)1つでいくらでもひっくり返る話なのです(笑)。残念ながら M:tG のルーリングに関して我々は“与えられる”側の立場でしかなく、我々が考えた案や意見は(自分がヘッドジャッジをしている大会での裁定位でしか)行使できないのです。今我々にできる事は「WoCやDCIから発表されるルーリングの情報を正しく認識し理解する。」事と「そこに書かれていないルール上の“穴”を見つけた時に、それを埋められるだけの準備をしておく。」事位なのです。ただ実はそれって今までの M:tG のルーリングの付き合い方と何等変わる部分はない訳です。今回の第6版ルールは明らかに“初心者向け”になっています。確かに第5版ルールに慣れ親しんだ我々に取っては理解に苦しむ部分が多いのですが、でもそれは既に M:tG をやっている我々が複雑怪奇な M:tG のルーリングに麻痺させられているだけの話なのです。実際今これから M:tG を始めようとする人に取って第5版のルーリングはかなり敷居が高く、例えば自分の友達を M:tG に引き入れようとしている人達はかなりの苦労(苦戦)を強いられているのです。これは私自身が今そういう仕事をしているため、余計に強く感じる印象なのかも知れません。
今度は「販売店」の立場から見た第6版ルールへの対応を見てみます。恐らく M:tG 販売店の多くが第6版ルールの施行に対して(主に今後の売り上げの推移に)不安を持たれていると思います。しかし私に言わせるとそれは「今までろくに勉強も努力もしないでただカードを売っているだけの店が言うべき事じゃない。」のです。実際多くのデュエリスト達は販売店スタッフの何倍も不安がっています。あなたの店でカードを買っているお客さんが不安がっている事を、自分の店の責任で何とかしようという意志がある販売店って、今日本にどの位あるんですかねぇ?。もし販売店にそういう意志が少しでもあるのなら、自分が不安がる前にやるべき事がいくらでもあるはずなのです。またやるべき事をやれば自然と不安は(ある程度)解消されるはずですし。今回の事で私がすべての M:tG 販売店に言いたいのは、
「各販売店は死ぬ気で第6版ルールを勉強し、お客さんの不安を少しでも和らげるように努力して下さい。それができない
販売店はいっそこの機会に M:tG を扱うのをやめた方がいいです。」という事です。自分でサポートができないのなら「常連さんに頼む」とか「インターネット等で情報を収集して流す」等、方法は幾らでもあります。ただ前から言っているように“店側にやる気があるか否か”がすべてなのです。大体売る側が自信を持って勧められない商品なんて、買わされる側が迷惑ですよ。
それと今マナソース福井店では「第5版(フレッシュパックやシングルカード)」が再び売れ始めています。これは第5版のシングルカードを(ある程度処分するために)値段を下げた事もあるのですが、何よりも第6版のカードリストやルールをいち早く紹介した&勉強会等でフォローする旨を表明した事でお客さんの中に安心感が生まれ、「第6版に入るカードがこの値段なら(先行投資として)買っておくか。」という動きが出て来たからです。つまり今この状況を逆に販売店側の売り上げに結び付ける事が(工夫次第では)可能なのです。最近 M:tG の売り上げ不振を嘆いている販売店の方々にお聞きしたいのですが、皆さんここまでの事をやってますか?。まあうちも売り上げという点ではまだまだもう一頑張りも二頑張りもしないといけないのですが、でも少なくとも私は“今やれると気が付いた事は全部やっている”と思っています。ただしやれるのに気が付いていない工夫は幾つもあると思います。何しろ私の思考は“ザル”なので(ぉ。
ちょっと内容がきつかったかも知れませんが (^^; 今日本で M:tG を販売している某総代理店がああいう程度の仕事しかしてくれない以上、販売店と上級者が一体となって第6版ルールに対応し、初心者や中級者をサポートしていくしかない訳です。私自身もマナソース福井店のお客さん(あるいは福井県内のすべてのデュエリスト)を1人(1店)で面倒を見切れるとは思っていません。ただ少しでも多くの人達に正しい情報を伝え、そこから後は人の輪を利用して第6版ルールを浸透させようと思っている訳です。正直言って結構大変な作業ではあるのですが。私個人は「第6版ルールへの適応度は、地方によってかなりの差が出るだろう。」と考えています。その地域にやる気のあるお店があるか?、あるいは親切な上級者がいるか?、そういった要素でかなり変わって来ると思います。ただそういった物を待っていてもしょうがない訳で、ですから私の一番のお勧めは「あなたがその“やる気のあるお店(あるいは親切な上級者)”になる。」事です。そうする事で今までとは全く違った M:tG という物の楽しみが見つかる事は私が保証します。実際今私個人は「 M:tG を売る事が楽しくてしょうがない」のです。 まあ時には胃の痛くなるような事もありますがね(笑)。
ちょっと抽象的な書き方になるのですが、今WoCやDCIが意図している通りになれば、多分第6版ルール下の M:tG は今よりも数段面白い物に生まれ変わります。しかも今後日本国内ではDCI公認大会に拘らない M:tG の遊ばれ方が普及するはずなので(これに関しては幾つか情報を持っているのですが、諸般の事情で今は公表できません。)、今年の後半辺りには M:tG は今よりも更に何倍も魅力的なTCGになっているはずです。その流れの中で個人あるいは販売店がどういうポジションにいるのか。時代の先頭を突っ走っておいしい思いをするか、あるいは時代の尻馬に乗るだけで泣かず飛ばずな位置に留まるか。それはすべて「今この時期何をするか」にかかっている、そう言い切っても多分過言ではないと思います。今日本の M:tG は間違いなく“逆風”の中にいます。でも少なくとも現時点で“光明”が見えているのです。(なんか最近の景気判断みたいだ《笑》。)とにかく「もう一頑張り」してみましょう。その先にはきっと明るい未来が待っている・・・はずなのです(ぉ。
※ 実は某所で M:tG を盛り上げるための「ドでかいプロジェクト」が幾つか進行しているのですが、こればかりは
“秘中の秘”なので流石に書けないのですよ。 (^^;
第6版ルールで本当に M:tG が簡単になった事が分かった時点で、実は私が本格的に M:tG を仕込んでみたい(笑)と密かに思っている方がいます。今後更に M:tG をメジャーなゲームにしようと思うと、どうしても女性メンバーの存在が重要になって来ますので。(って、それほとんど“名指し”じゃないの!?《爆》。)