前に「最近マナソース福井店の方で“不適切なトレード”が行われている」 という話をアップしたと思うのですが、 これに関してその同じ人(A君)がそういう行為を何度か(マナソース福井店で) 繰り返しているという目撃証言が複数のお客さんからあり、 店長から「調査した上でA君を出入り禁止にする」という方針が打ち出されました。
皆様ご存じの通り M:tG には「トレードは後腐れ無し」 「知識の無いトレードで生じた損はその人個人の責任」等の大原則があります。 はっきり言って、この原則がない状態でのトレードは私だって怖くてできません(笑)。 例えば「3ヶ月前にトレードしてもらったこのカードなんですけど、 禁止カードになっちゃったので(元のカードに)交換して下さい。」 等と言われてはたまらない訳で (^^; そういったトラブルを回避するためにこの原則は必要不可欠な訳です。ただ残念な事に、最近この原則を悪用される方が少なくないのではないかという気がします。 トレードでは極論すれば 「DCIが発表した禁止カードのリストを30分でも早く入手した方が有利になる」訳ですが、 それは「自分が損をしない」ために自衛的に使うべき情報なのであって 「誰かを騙して自分が得をする」ために使うべき物ではないような気がするのですが?。 でもその辺の感覚がかなり麻痺している方がいらっしゃるような気がします。
実はマナソース福井店の店長は M:tG に関しては自身で遊ばれていないため素人です。 ですがその店長が今回の話を聞いて(「調査した上で」という前提付きですが) A君のデュエルルームへの出入り禁止を即決するのは極めて普通の判断だと私は思います。 言い換えると一部のデュエリストの方は 「 M:tG でのトレードの原則には違反していない」 という事実に感覚が麻痺してしまい「(一般社会から見れば)自分が犯罪を犯している」 という自覚が無くなっているのではないでしょうか?。 特に最近はカードがすぐ現金に変わりやすい環境になっていますので、 事例の悪質さ次第では例えば詐欺罪が成立する可能性は十分にあるのです。それとA君とのトレードで、既に2人の方が「僕 M:tG 止める!」 と宣言されてカードを手放されてしまったそうです。 私個人は何よりも「その事に対してA君が反省し、何らかの手を打っている気配がない。」 という事が最も許せないのです。 私に言わせればそんなのはトレードじゃないですし、 やってる事が“追い剥ぎ”と変わらないじゃないですか。 私の認識が間違っていたら教えて頂きたいのですが M:tG ってそんな行為が堂々とまかり通る世界でしたっけ?。 少なくとも私個人は今日まで違う物だと思い続けていたのですが。
前にも書いたのですが、 私個人は初心者の方に「自信の無いトレードはしない」事をお勧めしています。 また同じトレードでも「自分がデッキで使うカードをトレードする」 事に気を付けていれば、万が一の時の被害を最小限に留める事ができる事を、 特にこの件があってからは事ある毎にお客さんに言っています。 でもそういった知識が無くて、ただ「 M:tG が好きだから」 「デュエルが楽しいから」という動機で M:tG をされている方も大勢いるはずです。 そんな人達が安心してデュエルルームでトレードを楽しめないゲーム、 そんな物のどこに魅力があるのでしょう?。 ですが残念ながら今はそんな環境があちこちに出来つつあるのです。 私はそんなゲームを他の方にお勧めする事等とてもできませんよ。ですが実は私個人は「多少強引なトレードも時には必要になる。」とも考えています。 トレードを成立させた事によりその両者のコミュニケーションが深くなり、 今回損をした方(多分初心者) が将来的にその相手から様々なサポートを受けられるようになるからです。 またトレードに関しては経験値が必要な事も間違いないので、 精神的ショックがあまり大きくない範囲で「あ、失敗した。今度から気を付けよう。」 という経験を積む事も時には必要なのです。 もしあなたが「俺はその初心者の面倒を一生見るぜ!」という決意でいらっしゃるのなら、 多少シャークなトレードをしてもいずれ埋め合わせができるでしょう。 でも普通はそういう付き合いをしようとする人を騙そうという気にはならないでしょうけど。
ただ今回のように「トレードした相手が立て続けに M:tG を止めちゃう」 というのは言語道断な訳で、結果的に見れば明らかに限度を超えています。 ですからそれを店側として放置する事は流石にできないのです。 今は「その場が良ければOK」「相手に少しでも得をさせるのは嫌だ」 みたいな方が残念ながら少なくないようです。 そんな人が百万人集まったって M:tG は盛り上がりませんし、 少なくともトレードなど怖くてできません。 大体“犯罪者”がたむろしているデュエルルームやイベント会場になど、 誰が行く気になりますか?。 言い方がきついかも知れませんが、要はそういう事なのです。
さて今回問題になっているA君ですが、 このままですと間違いなくマナソース福井店への出入りが禁止されると思います。 更には私が関与しているイベント等にも出入りをご遠慮して頂く事になるかも知れませんので、 ひょっとすると今まで通り M:tG を続ける事が極めて困難になるでしょう。 しかもこういった“噂”はあっと言う間に広まるでしょうから、 場合によってはA君は福井の M:tG 界の中で“総スカン” を喰らう可能性もあります。 私個人としてはA君をそこまで追い詰める事は不本意ではあるのですが、 流石に今回はやむを得ないと思っています。 今回の措置がそういう最悪の結果を生んでしまっても、 少なくとも私個人はA君には同情しません。ですが私個人はA君へのペナルティ以上に 「A君とのトレードで M:tG をやめてしまった人への救済」 を真剣に考えたいと思っています。 今更 M:tG に復帰してくれとはとても言えないですが、 せめて「本来 M:tG はこんなに面白い物だ。」 という事だけは理解しておいてもらいたいのです。 ただこれは本来A君がすべき仕事であるはずなので、 場合によっては出入り禁止というペナルティの代わりにA君にそれをさせるかも知れません。 その方が結果的には何倍も建設的だし未来志向ではあるのは間違いないのです。
自分の知り合いや友達を M:tG に誘った事のある方なら分かると思うのですが、 一人の人に M:tG を始めて(続けて)もらうのは本当に大変な気の長い作業です。 でもこういったたった一度のトレードが、 その労力をいっぺんに無駄にしてしまう事があり得ます。 少なくとも最近の日本の M:tG には 「初心者をみんなで育てて M:tG という物全体を盛り立てる」 という空気が著しく欠けているんじゃないですか?。 でもそれができない遊びに未来はないですよ。 現に今 M:tG は対戦格闘ゲームの足跡を忠実に追いかけていて、 衰退(滅亡)に向かってまっすぐ進んでいるようにしか私には見えないのですが。