最近特に M:tG 歴の長い人達の間から、 様々な形で M:tG という物に対する不満が噴出しています。 確かに人それぞれの見方の違いもあるとは思うのですが (例えば4月1日からの禁止/制限カードの追加に関して、 私の周囲では批判的な意見が多いのですが、 私の知り合いで M:tG に詳しい人の中に、 逆にこれを歓迎する意見を持つ人達がいたりします。)、 少なくとも「昔程 M:tG という物が素直に楽しめなくなっている」 のだけはどうも間違いないようです。
一部の人達が今回の禁止/制限カードの追加を歓迎している理由は 「これで結果的にはデッキのバリエーションが増えるから」だそうです。 例えばステロイドというデッキは単純なウィニーデッキに対しては強いのですが、 スピードが遅い分だけ高速のコンボデッキ(例えば以前のTU辺り)には勝てないのです。 それがインフィニット系のコンボデッキが登場しなくなる事で復権し、 結果的に実用に耐えるデッキのバリエーションが豊富になる、そういう事のようです。ですが実際にそう事がうまく運ぶとは私には思えなくて、 恐らくは「邪魔なコンボデッキは消えた。これで俺のウィニーの天下だぜ!」 という話で終わってしまうのではないかという気がします。 (^^; 特に自分でデッキを作らなくなった最近の日本のデュエリスト達に 「新しい環境になったので、自分で工夫してユニークなデッキを作ろう!」 と言っても無理だし、第一やるとも思えません(笑)。 もし日本でそういうデッキが復刻するとすれば、それは間違いなく “どこかのトーナメントプレイヤーがどこぞの大会で暴れ回った”場合のみでしょう。
※ ちなみに「他人の真似事をしないとデッキが作れない」事に対して、 それが良いか悪いかの評論を
私がここでする気はサラサラない事を付け加えておきます。
それじゃあ現状の M:tG に不満を持っていて、 それを何とかしたいと思っている人は何をすべきなのでしょうか?。 これに関しては私は以前から「とにかく自分が M:tG を楽しむのが一番」 だと言っていますし、その意見は今も変わっていません。 DCI公認大会で良い成績を挙げる事が楽しいならそうすればいいし、 自分でデッキを作って色んな人とのデュエルを楽しみたいのであれば、 やはりそうすればいいのです。もちろんカードのコレクションが楽しい人は、 それを大いに満喫しましょう (でも Aysen Crusader(HL) は私に出してね! (^^;;; )。 ただ1つだけ言える事は「今までの M:tG に不満があるなら、 今までと同じ事をしていても何も解決しない。」のです。 どうしても自分の手でもっと M:tG を盛り上げたいと願うなら、 例えば私のように「 M:tG 販売店に潜り込んじゃう」 のもかなり有効な手だてだと思います(爆)。 本当好き勝手にやらせてもらってるからなぁ。 (^^;;;
あなたが本当に心の底から M:tG という物を楽しみたいと思うのであれば、 まずあなたがやるべき事は「自分で M:tG をやる ( Do M:tG Yourself )」事だと思います。 誰かにやらされていては駄目なのです。 ではその「自分の今までの M:tG との関わり方を変えて、 より楽しむための方法。」ですが、それは難しいようですが (実行できるかどうかは別にして (^^; )案外“方法論”は単純明解です。 一言で言うならば「自分を縛り付けている物から“独立する”事」です。 実際これができている人とそうでない人は、 1つの物事に対する取り組み方とかその結果に雲泥の差が出ると私は感じています。
1.今までの M:tG の遊び方からの独立取りあえず「 Standard 」という物を忘れてみませんか?(笑)。 我々が活動している福井では Extended とか Classic がかなり盛んに行われているのですが、 それこそ新しいカードが出る度にデッキやコンボの話題で大いに盛り上がります。 また仲間内でルールを決めて遊ぶのも一興でしょう。 要は「自分が嫌だと思うルールに縛られるのを(自分から)やめちゃう」のです。
前々から私は疑問に思っているのですが、 なぜDCI公認大会に出ない人までが Standard という物を意識しなければいけないのでしょう?。 別に普通に遊んでいる範囲なら、 例えば Unglued 等が入ったデッキの方が絶対に面白いと思うのですが。 (^^; 私自身は既に主力が Extended に切り替わってしまっているのであまり不便を感じないのですが、 はっきり言いますが今の Standard って疲れませんか?(笑)。 なんかカードを買うだけで大変そうなんだもん。 (^^;;;
2.勝敗からの独立
私は対戦格闘ゲーマーでもあったりするのですが、 あの世界は「勝敗を競う事により成長し、そこから脱却できなくて衰退した。」 と私は考えています。例えばもし100人の格闘ゲーマーが全員 「そのゲームをプレーする喜びを対戦の勝利にのみ求めている」としたら、 どう考えても100人の中で本当にそのゲームを楽しんでいるのは、 ほんの一握りの“(手段は選ばない)とにかく負けない人”だけなのです(笑)。 そんな世界が本当に楽しいとあなたは思いますか?。
M:tG という物に「対戦相手に勝つ」事を求めて取り組む、 それはそれで1つの立派な取り組み方なんだと思います。 でも全員が全員そんな物を M:tG に求めているのでしょうか?。 少なくともここに1人違う人間がいるので全員がそうではないはずなのですが、 私自身は「フレッシュパックを買って開ける瞬間」 「カードを見ながらデッキのアイディアを練る時」そして 「デュエル中に自分のデッキのご機嫌とか対戦相手の様子を伺う駆け引き」等、 そのすべてが面白いと感じています。 つまり“勝敗以外の要素でも M:tG は十分に楽しめる物”なのです。
だったら「勝ち負けが M:tG のすべてだ!」 的な取り組み方を1度やめてみてもいいような気がしませんか?。 そこには今まであなたが経験した事の無い「 M:tG の面白さ」 が隠れているかも知れません。 そうしてあなたが M:tG という物をより楽しめるようになった時、 あなたのデッキは今まで以上にあなたの期待に応えてくれるだろうし、 あなた自身も前よりずっと M:tG がうまくなっていると思います。
3.DCI公認大会からの独立
そうしてあなた自身が「デュエル(DCI公認大会)での勝利」 という目標をひとまず置いて、 別の M:tG の楽しみ方を模索しようと心に決めたとしたら、 いっそDCI公認大会に参加するのをやめちゃいましょう(笑)。 (なんか私は今、この ぎゃざる の設立主旨に思い切り反した発言をしている気がするぞ!。 (^^; ) 最近は無料で使えるデュエルルームを設置している M:tG 販売店も多いはずなので、 トレードやデュエルならそういう店を利用すれば十分に事足ります。
はっきり言いますがDCI公認大会は“勝ち負けを競う場”なので、 間違いなく個人によって「向き・不向き」があります。 ましてや私のように「イラストの綺麗じゃないカードなんか使いたくない!」とか 「リセット系呪文なんて(自分の召還した天使達が墓場行きになるので)邪道だ!!」 等という偏った趣向のデュエリストには絶対に向きません。 (^^;;; 確かに少し前なら、その地域のデュエリストが一同に会するという、 DCI公認大会という物は貴重な機会だったかも知れません。 でも今はそうでもないです。自分が作るデッキの参考にしようにも、 最近は登場するデッキが大体2〜3種類に偏っているので、 あまり見るべき物は少ないようですし(苦笑)。
ただやはりDCI公認大会には人が多く集まるので、 そういう人達とのコミュニケーションを取ってみたいのであれば、 会場に行くのも有意義だと思います。そしてそういう時は、最低限 Standard で使えるデッキの1つも持参するべきだとは思います。 要は公認大会も“使い方次第”という一言で言い表されるのです。
4.情報からの独立
最近「日本人は M:tG のデッキに関する情報の使い方が下手だ!」 という指摘があります。参考にして自分の物にするのではなく、 単にコピーして自分の物にしていない(故に実際デュエルをするとあまり強くない) 人が多いという事です。 そういう「どこぞのトーナメントプレイヤーのコピー」 に自分が成り下がる事に引け目を感じない人ならともかく、 実際には「こんなんで勝っても自慢にならないや!」とか 「本当は自分でデッキを作りたいのに。」等と思っていませんか?。
だったらやめちゃいましょうよ、“コピー”という行為そのものを。 それで、もしあなたが「でも参考にしようと思って情報を取得すると、 どうしてもそれの影響を受けちゃう。」と言うのであれば、 いっそその情報を見る事そのものをやめちゃいましょう!。 人間そういう情報に頼らなくても(せっぱ詰まれば)何とかする生き物のようで(笑)、 確かに世界大会で上位に入れるような物は無理でも (^^; それなりに戦えるデッキは案外組めるものなのですよ。 自分で組むつもりで勉強しなきゃ多分一生組めないままだろうし。
例えばそれで結果的に自分が作ったデッキが世界大会で流行りの物だったとしても、 それはそれでいいじゃないですか。だってそれは誰に何と言われようと 「自分で作ったデッキ」なんだから。また自分が作ったデッキがどうしても 「あと一歩のところで・・・」という所で進歩できないとしたら、 その時始めて情報という物に頼ってもいい訳でしょう?。 それが情報という物を本当に自分の物にするための付き合い方ではないか、 と私は思うのですが。
最近あなたが買っているカードの内、 1度も使われないままケースにしまわれているカードって何割位ありますか?。 確かにそのカードは「誰かさんが作ったどこかの大会で優勝したデッキ」 には使われていなかったかも知れません。 でもそのカードに脚光を浴びせて使ってあげられるのは、 誰でもない「あなた」だけなんですよ。
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5.そして究極の選択「 M:tG からの独立」
そしてここまで色々やって頑張って、 それでもどうしても M:tG という物が楽しめないと思うなら、 いっそやめちゃいましょうよ M:tG を。 (あ〜あ、ついに言っちゃったよ、この人《笑》。) なぜあなたはそこまでして楽しめないと感じている M:tG に拘り、 関わり続けようとするのですか?。そんなの自分の時間やお金、 その他様々な物のムダ遣いですよ。やめちゃいましょうよ、 キッパリと。 (^^;
私も一時期対戦格闘ゲームという物から脱却できずに「下らない、つまらない。」 と言いながら遊んでいた人間です。そういう経験から言うと 「別に面白い物を見つけちゃう」& 「 M:tG に費やす資金を無理矢理別の場所に回しちゃう」事で、 最初はそれこそヤク抜きのような禁断症状が出ますが (^^; 最終的には M:tG から足を洗う事は可能です。 例えば数カ月間無趣味な状態になってもいいじゃないですか。 それでもつまらないカードを理由もなく買うという行為よりは何倍も有意義ですよ。
私に言わせると最近の M:tG は 「ニューカマーに対する配慮がかけらもない」です。 それはすなわちメーカーが「古い人がやめて人口が減り、 結果的に M:tG という物が廃れても仕方がない。」と考えている、 としか私には思えません。要は「それでもあなたは続けるの?」という事なんです。 そしてもしあなたが M:tG をやめるか否か悩んでいるなら、 4月の禁止/制限カードの追加と6月(だっけ?)からの第6版ルールの適用は、 かなり大きなチャンスですよ(笑)。
私は実際今、ここに書いた内容を(私自身 M:tG をやめる気はないので) 5.を除いて実践し(笑)、一時期つまらないと思っていた M:tG を再び (むしろ以前よりも)楽しんでいます。 確かに最近発売される強いカードから生み出される強いデッキ(の氾濫ぶり) にはウンザリする時もありますが、 でもそういうデッキとの関わりをあまり持たなければ、強いカードというのは 「自分のアイディアを実現させてくれる強力なパーツにもなり得る」訳です。 物事プラス指向で行かないとね。ただ例えばあなたが「今の Standard はつまらないから、 僕が独自にルールを作ってやる!」あるいは 「このカード禁止になったけど、僕は自分の道を進むから別に気にしない。」等と、 全員が全員好き勝手始めるのもそれはそれで困るのです。 (^^; それでは例えば麻雀のようにローカルルールが氾濫し、 例えばデュエルの前のルールのすり合わせが半日かけて終わらない(笑)、 といったケースも出て来るでしょう。 もしあなたが「 M:tG という物を誰とでも気軽に楽しみたい」と思うなら、 やはりあなたは Standard という物を意識せざるを得ないのです。 でももしあなたが「いや、僕が作ったルールは絶対に面白いから、 この地域で普及させて将来的には世界規模で広めてやる!」と思えば、 それをやって構わないのです。でもそれが周囲の人達に認められ、 受け入れられるかどうかは全く分かりません。 あなたは「 M:tG を面白くした功労者」として注目を浴びるかも知れませんが、 逆にたった1人で自分で作ったルールを使った M:tG を続ける事になるかも知れません(笑)。
“独立”と“孤立”は似ていますがかなり違います。 私に言わせると“独立”とは周囲がそれを認める事が前提であり、 周囲に認められずに1人あるいは少人数のグループが独自に行っている物は“孤立” しているだけなのです。独立した人達は周囲に様々な影響を与えてその世界に (良い物も悪い物も含めた)様々な変化をもたらします。 でも孤立した人達は何も生み出しません。 どちらが良いか悪いかの話はこの際抜きにしますが、 どう見ても独立している方が格好いいでしょう?(笑)。
私が知っているあるゲーセンにはかつて、 そこにいる強い格闘ゲーマーのグループにコバンザメのようにくっつき、 自分達もそのグループの主要メンバーであるかのように振る舞っている (私から見ると可愛そうな)人達がいました。 あなたも M:tG で今現在そういう立場にいるんじゃないですか?。 でもそういうのってはっきり言って格好良くないし、 何よりもそのゲームを本当の意味で楽しめないと私は思うのですが。 でも人間(特に日本人)は孤立するのが恐くて、 知らず知らずのうちにそういう所に頼っちゃうんですよね。 まあ私がここに書いた記事を読んで「何言ってやがる、今に見てやがれ!」 と思ってもらえる人はまだ見込みがあると思うので、是非とも頑張って下さい(笑)。 そしてそれでもしあなたが自力でイベント等を開く所まで決心された時は、 その時は全力でサポートさせて頂きますので。 m(__)m