「日本語版」について考える

 以前草の根で「日本語版」の話題が出た際に、 私がアップした意見の改訂版です。 あと最近遊ばれているかどうかは分からないのですが、 「 Type-J (日本語版なら何でもOKという遊び方)」 に関してもコメントしています。

 ● 日本語版の本来の存在意義

 私はご存知の通り日本語版4thから M:tG を始めた人間です。 あの時日本語版(正確にはセラの天使ですが (^^;;; )が無かったら、 今私はこうして M:tG を始めているかどうかちょっと疑問です。 やはり日本語版というのは 「英語という物に馴染みの薄い島国育ちの (^^;;; 日本人が M:tG という物を始めるための動機作りには必要な物」 なんだと思います。 そして少なくとも私が買っていた4thやCHの日本語版は、 そういう趣旨で作られていたような気がします。

 ● 日本語版の実状

 ところがどうも Mirage 以降の日本語版に、 私個人は単なる「営利目的」で作られているという雰囲気を感じています。 しかも発売時期が英語版に近くなるにつれて内容が粗雑になり、 なおかつ英語版より高いという理不尽極まり無い商品なのです。 (^^; はっきり言うと、今の日本語版の M:tG はポータルのカードをトーナメント用に読み替えて使う時並に 「プレイヤー側に正確な知識がないと使いこなせない」 という何とも不思議なカードになっています(笑)。 それだったら「もうちょっとだけ頑張って英語版を使えばいい」 という気が私はするんですが (^^;;; でも残念ながらそこまで理解して日本語版を使っている人は少ないかな。

 ● 理想的な日本語版とは?

 私が考える「理想の日本語版」というのは、 簡単に言うと“英語版よりも遅くていいので正確な内容で安い物” となります。 日本語版を使うというのは(全部がそうではないんでしょうが) 英語でアナウンスされるルール等を処理できない人達が使うと思われますし、 やはり中・上級者よりも初心者が買うケースが多いでしょう。 それだったらやはり私が言うような販売形式の方が、 本当の意味で親切だと思いませんか?。 でも残念な事に今は全く逆なんですよ。 早いけど不正確でしかも高い訳だから(嫌)。

 あとやはり「販売店の店頭等で訂正情報等が無料で&迅速に入手できる」 体制も必要だと思います。 そこまでのサポートをしないと(販売店側としては) あんな間違いだらけのカードを初心者に安心して勧められないですから (笑・・・えない)。

補足:
 これは私がマナソース福井店に入る前に書いた物です。 私は去年の8月にマナソースに入れて頂き、 今実際にこういうサポートを (何もしてくれないHJに頼る事なく (^^; ) 自分の手でできるようになりました。 ですからこういう環境を私に与えてくれたマナソースの店長には非常に感謝しています。

 ● 「 Type-J 」について

 あとこの日本語版そのものの話と「 Type-J 」については、 切り放して考えるべきだと思います。 最初に Type-J という物が登場した時には 「初心者が遊びやすいように」 という配慮がかなりの部分あったはずなのですが、 どうも最近の Type-J という物の発想に 「俺が昔買ったカードをいつまでも使えるようにしたい」 という部分が相当隠れているような気がします。 確かに日本語版4thの頃から日本語版しか買っていないグループで遊ぶには、 それで十分だし間違いなく楽しめるのです。 でもそれでは外部の人達と交流するのは無理でしょうし、 ましてやそんな無理なルールを“英語が苦手な初心者のための提案” とか銘打って出すのは流石にやめて欲しいかな。

 そりゃ誰だって「自分が一番有利になるルール」で遊びたい訳です。 でも流石に対外的に Type-J を提唱する事にそろそろ無理がある事を (今 Type-J というルールで遊んでいる人達全員に) 感じて欲しいです。 別に私は“日本語版オンリー”という遊び方を否定する気はありません。 ただ自分の都合で作ったルールを、 さも初心者に優しいかのように表面を繕って勧めるのは勘弁して欲しい訳です。 そんなの勧められる方から見れば「迷惑」以外の何物でもないだろうから。

補足:
 ちなみに福井辺りでは、最近HJがイベント会場で開いている「日本語限定戦」 に関しても否定的な意見が多いです。「日本語版しか使われないメリット」よりも 「日本語版しか使えないデメリット」の方が多いというのがその主な理由です。 本当に初心者のことを考えるのであれば、例えば 「英語版のカードを持ってきた人は一時的に預かり、 すべて日本語版のカードを交換してもらって参加して頂く。」というやり方も (少なくとも Standard 環境下なら)考えられるでしょう?。

 ● 日本語版ユーザーを英語版に振り向かせる方法

 では「どうすれば人は英語版に手を出すのか?」という事ですが、 これは意外と簡単だと私は思っています。 要は“英語版を使う事の魅力を理解させる”訳です。 例えばかつて私が某T氏に Aysen Crusader(HL) で釣り上げられたように(笑)、 日本語版にないカードの魅力を教えてあげる事かな。 少なくとも Extended 以降のフォーマットで遊びたければ、 嫌でも英語版カードのお世話になる訳ですし。 (^^;

 こういう場合は「北風と太陽」理論で行くのです。 例えば卵アレルギーの人に無理矢理卵を食わせようとしても駄目だけど、 放っておいておいしそうなオムライスでも見せれば、 こちらがいくら制止しても食べちゃうのと同じです(爆)。 今日本語版しか使っていない人達も 「僕も英語版のカードが使えたらなぁ・・・。」 みたいな想いは(多分)どこかにあるんですよ。 そこを時間をかけて少しずつ刺激していけば、 やがて大抵の人は落ちますよ。 (^◇^;;;

 あと私個人は 「自分がろくにサポートもできない癖に人に英語版を勧めるのはやめよう。」 と考えています。 ここしばらく様々な方法で M:tG の勉強をして来て、 ようやく自分自身で 「日本語版ユーザーに英語版を勧めてもちゃんとサポートし切れる」 という自信が持てるようになりました。 そこまでやって始めて“サポート”と言えるのでしょうし、 何より M:tG はそこまでやる価値のあるゲームだと思います。

補足:
 確かに M:tG は英語版が基本なのですが、 例えば日本で Extended 辺りを盛り上げたければ、 逆に「アンソロジーギフトボックスの日本語版を出す」等の方法もあったはずです。 そんな具体的な策を何も講じずにいきなり日本で Extended の世界選手権・予選を開いたところで、 イベントとして盛り上がる(レベルの高い大会になる)訳がないって!。


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。