なぜあなたは M:tG を始めたのか?

 私が以前草の根にアップした発言を一部手直しした物です。

 ● 素朴な疑問

 昨日(98年7月10日の事です)ガレージ [注:DFの活動拠点になっている場所の愛称] で何人かの間で「福井での M:tG の普及の仕方」 みたいな話題が話し合われたのですが、 その過程で 「今 M:tG をやっている人達は一体何を目的にして M:tG を始めたのか?」あるいは 「どういう目標があればより多くの人が M:tG を始めてくれるのか?」 という質問が出ました。 まあこの質問には正解という物はどうも無さそうなのですが、 聞く人聞く人それぞれ色んな意見を持っているようで、 聞いていて非常に面白かったです。

 私が感じた範囲では「なぜ M:tG を始めようという気になったのか?」 あるいは「なぜ今でも M:tG を続けているのか? (またはなぜやめたのか?)」 というのには(多分個人毎の異なる経験から発生しているであろう) 様々な意見があり、多分そのどれもが正解なんだと思います。 ただ恐らくは最初から“日本の頂点に君臨する” 事を目指して M:tG を始めたという人はいないはずで (^^; 大抵は「面白そうだったから」とか「(例えば綺麗なカードを見せられて) 半分騙されて (^^; 」 みたいなきっかけで始めた人が大部分だと思います。 そして実はこれって“これから初心者に M:tG を始めてもらう” ためには絶対に忘れてはいけない事なんです。

 ●  M:tG の普及とDCI公認大会

 私が日本語版4thで M:tG を始めた頃に、 私は M:tG の大会の事等まるで眼中にありませんでした。 存在を知った事自体がかなり後でしたし。 何よりそんな物を知らなくても私や私の周囲の人達は大勢 M:tG というゲームを面白いと認識し、のめり込んでいた訳ですから。 少なくとも私が始めた頃には(公認)大会なんて無用だったのです。 そんな物は無くても M:tG は十分楽しく遊ばれたのですから。

 例えば今の M:tG の環境が 「デュエルをしたければ公認大会の会場に行って下さい。 まあ具体的に大変でしょうけど(苦笑)。」 みたいな状態だとしたら、 n年前に大会等ない頃にボチボチ始めていれば間違いなく M:tG にのめり込んだであろう人でも M:tG というゲームに定着するかどうかは疑問です。 でも今現在「 M:tG を競技として極めよう」 という人達も確実に増えて来ている訳で、 ひょっとしたらそういう人達は公認大会という物が無かったら今頃は M:tG をやめていたかも知れない訳です。 公認大会が初心者にとっても中・上級者にとっても M:tG という物をより楽しむためのスパイスというか補助になっていればいいのですが、 果たして現状が本当にそうなっているのか、私にはやや疑問が残ります。

 ●  M:tG がメジャーになれない理由(!?)

 野球とかサッカー等の世界的に広まっている趣味は 「“面白い”という理由で始めた大勢の競技人口の中から“競技として極める” 事を目的とした人達が現れて切磋琢磨し合っている」 事でその地位を保ち続けています。 単に面白いだけでは例えばTVゲームのように競技としては成立しない (&プレイヤーのレベルが頭打ちになる)し、 かと言っていきなり競技として普及させるのも無理があるのです。 第一例えば野球を楽しんでいる人口に比べると、 プロ野球選手の数等はほんのごく少数です。 そうでないとプロ野球はあれだけのレベルを維持できないのです。

 最近の M:tG はちょうど 「野球を始めたいなら巨人に入りなさい!」 と言っているのと同じなんですよ。 (^^; 少なくともHJ辺りの M:tG に対するプロモーションのやり方ってまんまそんな感じです。 でもそうすると結果的に巨人という集団が“プロ” を名乗れる程のレベルを維持できる訳もなくて、 今は単なる草野球集団になり下がっています(笑)。 野球やゴルフ辺りの現状を見ていると、 日本から世界に通用するプロのデュエリストを10人生み出したければ、 100人の国内プロと1万人のセミプロ、 そして100万人のプレイヤーが必要になるような気がするのですが。

 ● 最近の M:tG にそれだけの魅力はあるのか?

 私が今考えているのは、 一つは「 M:tG というゲームがもっと楽しくなれば (競技人口が増えるので)日本のトップ集団のレベルも自然と上がるのか?」 という事と、 もう一つは「今の環境が M:tG 未経験者にとって 『マジック・・・やってみるか!』 という気にさせるような物になっているかを、 常に注意していないといけないんだろうな。」という事です。 でもこの2つは一昔前にあれだけ大勢の人がいた対戦格闘ゲーム (の業界人やプレイヤー達)が実現できなかった事です。 おまけに日本で M:tG を売っているメーカーは、 なんと格闘ゲームのメーカーとは比較にならない位やる気がありません(嫌爆)。 そんな中で我々がどこまでの事ができるのか、 課題は多いですがやってみる価値はあると私は思っています。


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。