Supported by でじこ

 最新(2001年7月号)のフロムゲーマーズによると、ブロッコリーが湘南ベルマーレ(これを書いている時点ではJ2)のスポンサーに名を連ねているそうです。(どうやらスポンサーになったのは“今年度から”のようですが。)ベルマーレの選手が でじこ のイラスト入りのユニフォームで練習している様子には私の仲間内でも賛否両論ありましたが (^^; とにかくそれなりの規模の出資をしているようです。

 日本のTCGメーカーが行っているこういった活動は、従来は基本的に“自社商品の販促”という範囲に留まっていました。メーカーがイベントを開催するのもそうだし、雑誌等に広告を出すのもそうです。つまり単なる広告宣伝でありそれ以上の目的を持っていなかったのです。しかしこういったスポーツ振興に出資されるスポンサー料は、これとは若干主旨が異なってきます。サッカーとTCGというそれこそ一見すると接点が無さそうな異文化同士が互いに助け合う、そういう物を少なくともブロッコリーは志して具体的に動いているのです。

 実はブロッコリーというメーカーは日本国内でのTCG全体の底上げを志している、そういう動きが見られます。例えばドラゴンJr.とかGAMEぎゃざといった雑誌にアクエリアンエイジのプロモカードを提供しているのがその典型例です。これらの雑誌はモンスターコレクションとか MAGIC:the Gathering 等の自社ブランドTCGを売り込む事を第一の目標にしています。そういう雑誌にブロッコリーが肩入れする事は、必ずしもブロッコリーの利益にならない可能性すらあります。じゃあなぜブロッコリーはそういう動きを取るのか?。それは日本のTCGという文化そのものを育てて人口を増やし、その中から自社製品を買ってくれる人達を育てていこう。そういう発想で動いているからではないでしょうか。実際これらの雑誌は最近「アクエリのプロモカードが付いた号とそうでない号との販売部数の差が激しい。」というもっぱらの噂です(笑)。

 そして更にこの動きを象徴するイベントが現在進行中です。8月の頭に“月刊GAMEぎゃざ発売2周年記念トーナメント”なる大会が開催されるようなのですが、実はこの企画にブロッコリーが参加しています。なんでもこの企画は Magic とアクエリ両方の大会を開催するのだそうで、双方の大会に両社が賞品を提供するようです。(うろ覚えですが8月の3日〜5日までの好きな日程で大会を開く形式だったと思います。)これを「GAMEぎゃざの知名度をブロッコリーが利用した。」と見るのはあまり正しくない気がします。むしろ「GAMEぎゃざをマインドブレイカーにも読ませるきっかけを作りたい。」と考える方が自然ではないかと思います。実際最近GAMEぎゃざ誌面に占めるブロッコリーのスペースは半端じゃないのです。しかもこれはドラゴンJr.にも全く同じ事が言えるのですが。

 一部のTCG販売サイドが自社利益の追求のみに奔走している中で(笑)、こういったメーカーがあるのはなかなか心強い事なのではないでしょうか。日本にTCGを文化として定着させて知名度を上げ、その過程で自社ブランドTCGの売り上げアップを図る。本来遊びという物はこういう風に売られるべきだと私は考えています。実際アクエリのユーザーサポートって私に言わせると「ちょっと手厚すぎるんじゃない?」と思える位の物です。言い方を変えると「どうすればTCGという物がより買われて遊ばれるかを知っている。」という事になるのかな。こういった発想が他のTCGメーカーにも波及してくれるといいと思います。まあ個人的に一番変わって欲しい&変わるべきであろうと思っている某代理店はダメそうですが(核爆)。


   
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。