Magic マッチ運営に関する一提案 
 
 以前から Magic イベントにおいて課題となっているお話について、1つのアイディアを思い付いたので書いてみます。

 簡単に言うと「 Magic イベントを面白く盛り上げるための“表彰基準”をどうするか?」という問題です。一般的に行われている勝率を競うスイスドローのトーナメントでは、間違いなくガチガチの勝ち狙いなデッキを相手にせざるを得なくなります。ただ実際にはそういうイベントにはあまり向かない、あるいはそういうイベントを好まないデュエリストが少なからずいるのも事実です。しかし「デッキリストを見て面白いデッキを表彰」とか「対戦相手のデッキを採点して上位を表彰」なんてアイディアには実現性が乏しく、実際問題として成功例がないように見受けられます。じゃあどうするのか。多分多くの方々がこの問題に取り組まれてきて、そして多分改善策を思い付かずに来ているだろうと思います。

 それで先日、ふとしたことからこの問題に対する1つの解決策を思い付きました。  

☆★☆ マッチ採点システム(仮称) ★☆★

 主催者は通常通り対戦カードを決めてテーブルを割り当て、プレイヤーは3本勝負などで普通に対戦をします。ここまでは今までと全く同じです。で、対戦終了後にスコアシートに記入するのですが、この方式はここからが従来と違います。プレイヤーは「このマッチが自分にとってどの位面白かったか?」を5段階評価で採点します。当然対戦相手も同様に採点をします。じゃあ両者がこのマッチで得るポイントはどうなるのか。それは「対戦した両プレイヤーが付けた得点のうち、どちらか低い方の得点を両者が共に得る。」という事になります。

 例えばこういう事です。ある対戦においてプレイヤーAが一人遊びのデッキをグルグル回しただけでマッチが終わってしまった。普通ならその対戦相手であるプレイヤーBにとって、そのマッチの採点は“1”になるだろうと思います。ところがその“1”という点数は、間違いなくAだけでなくB自身の得点にもなるのです。ただそれだけつまらない対戦をさせられたのであれば「自分の得点が低くなっても良いから、今回は“1”を付けよう。」と思う人は現れるでしょう。つまりそれだけ自分の採点に責任が発生するのです。しかしそれでは自分も得点が減る。だったらBも“5”を付ければいいのです。ただし「その後そのマッチに関する不平や不満は一切言わないでね。」という事になります。主催者はBに“対戦相手に対してマッチの面白さをフィードバックをする機会”を与えました。それを活かさずに後でグチグチ文句を言う事にはあまり意味がないのです。Bは自分の得点を増やすために、つまらない対戦相手Aに最高点の評価を与えてしまったのですから。

 従って参加者は、いかに「対戦相手に“5”を付けてもらうか?」で頭を使うことになります。デッキに一工夫も二工夫もして笑いを取るのか、あるいはデッキは勝ち狙いな分をプレイング(トーク)でカバーするのか。それとも自分がイケメンな事を活かして好感度で勝負するのか(笑)。その辺は参加者が自分で考えればいいだろうと思います。少なくとも“自分が満足しただけでは絶対に得点は増えない”事だけは間違いないのですから。あと賞品ですが、例えば「最も得点の多かった人達でBOX山分け」といった趣向にすると良いかと思います。この採点基準なら飛び賞やブービー賞といった形で、得点の低い人に何か優遇する必要は全くないはずです。このシステムは純粋に“得点の多かった人が最もイベントを盛り上げた立役者である”と認定する事ができるのですから。

 で、多分実際にやってみると分かると思うのですが、多分それでも本気で“1”しかもらえない参加者というのは現れるだろうと思います。 (^^; ただそれは、その人へのある種のフィードバックとなり、それで多少なりとも反省してくれれば今後に活かされるでしょう。“5”狙いでいろいろ工夫したけど“5”がもらえない人。普通に勝ち狙いできたのに、どういう訳か“5”ばかりもらう人。色々いらっしゃるでしょう。あとこの大会では別にマッチに勝つ必要はないので、自爆覚悟でどでかい花火を打ち上げるのも一興でしょう。ただしそれこそ独り善がりになって“1”もらわないように注意が必要ですが。 (^^; 


 この案はTCGが対戦相手を必要とするゲームであるという観点で見ると、それなりに理にかなった方法だと思っています。これって実はある心理テストを応用した物だったりするのです。目の前の相手に良い評価をもらうには、まず自分がそれを目指して動くしかない。そしてお互いが“5”を出して最高点を得られるように努める。こういうアプローチはTCGというゲームにはやはり必要だと私は思います。ちなみに言うとこの方式で得る得点は、他に“両者の得点の合計”あるいは“その積算”でも構いません。特に積算の場合、採点を0〜5にするとかなり面白い事が起こりますが(笑)。少なくとも最近の認定トーナメントって、結果として得点の積算が“0”になっているマッチはかなり多く存在している気がしますので。

あいせんの“本音の部分”

 最近私個人は、このシステムにおいて対戦相手に“5”を付けてもらえるように、色々と考えながらデッキを考えたりプレイングを工夫したりしています。なかなか難しいですし、やはり私自身も「どうしてもこのマッチに“5”は付けられないな。」と思うケースもありますが(笑)。

   

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