今、日本の Magic に起こっていること
〜 データ編 〜
 
 
 先日のエッセイで、世界的に見た Magic の市場規模について取り上げました。となると、当然次に気になるのは「じゃあ日本国内はどうなんだろう?」という事になるだろうと思います。そこで帝国データバンクが発表している企業情報を元に、ホビージャパン(HJ)とポストホビー(PH)が今どういう状況にあるかを見てみようと思います。

☆★☆ ホビージャパンの売上&利益 ★☆★
会計年度 売 上 額 
[億円]
 経常利益 
[億円]
 申告所得 
[億円]
申告所得が
売上に占める比率

[%]
  1997年3月期  48.0 3.80 4.59 9.56 
1998年3月期56.0 4.20 6.17 11.01 
1999年3月期97.0 7.99 14.43 14.87 
2000年3月期64.0 5.37 8.42 13.15 
2001年3月期79.0 6.29 10.50 13.29 
2002年3月期80.0 12.32 12.36 15.45 

☆★☆ ポストホビーの売上&利益 ★☆★
会計年度 売 上 額 
[億円]
 経常利益 
[億円]
 申告所得 
[億円]
申告所得が
売上に占める比率

[%]
  1997年7月期  38.5 3.00 6.45 16.75 
1998年7月期52.0 4.00 7.59 14.59 
1999年7月期67.0 5.00 12.89 19.23 
2000年7月期72.8 8.00 12.08 16.59 
2001年7月期77.3 8.10 18.45 23.86 

※ データは共に帝国データバンク調べ

 データをご覧頂ければ一目瞭然だと思いますが、HJとPHが Magic を取り扱い始めた1997年3月期から2002年3月期までにおいて、HJとPHはほぼ安定して右肩上がりの好景気に沸いています。このデータを見る限り、日本国内で Magic に著しい販売不振が起こっている兆候など微塵も見られません。ただしこのデータはあくまで“両社の総売上と利益”であり、具体的にその中に Magic がどれだけを占めるかというデータは1997年3月期の分しかありません。(ちなみにその時点での Magic の比率は50%でした。)それと帝国データバンクが発表している企業情報を読む限り、特にHJの業務内容には最近になって明らかな変化が見られます。少なくとも2000年3月期までHJの業務は「【主】玩具卸業(要するに Magic の代理店業)【従】出版業」でした。ところが最新のデータではこれが「トップが出版業、次いでゲーム開発と玩具卸」となっているようです。またデータが出ている最後の年に両社の利益率が前年から跳ね上がっており、ここで何らかの業務形態の変更があったと想像されます。

 ちなみに言うと、法人申告所得が10億円台というのは、同じ娯楽産業の中で言うとSCE(PS2の発売元)と同レベルです。 (^^; しかもHJとPHは売上に占める利益率が非常に高く、このデータだけを見る限りHJとPHは今や超優良企業です。 (^^;;; ちょっとこのデータを見て私自身も懐疑的になりかけているのですが、本当に日本国内で Magic は販売不振に陥っているのでしょうか?(ぉ

 それでは次の解析編にて、このデータに対する私個人の分析を書いてみようかと思います。

   

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