| Rebecca Guay 騒動に思う | ||
どうやら Rebecca Guay 氏の騒動は“ Rebecca 氏+そのファンの勝利”という形で収束したようです。WoCは今回の件を“ Rebecca 氏の勘違い”で終わらせようとしているようなのですが (^^; さすがにそんな戯言に耳を貸す人は少ないんじゃないでしょうか。特に過去のWoCのやり方を知っている人ならば、今回の事件の真相がどこにあるかは簡単に見抜けるでしょう。というか、私1人を説得するためにわざわざメールを送るのは時間の無駄だと思いますよ。 > 某WoC関係者殿 (^^; 何しろ現在私は名実ともに“隠居の身”ですので(笑)。それで今回の事件の様子を見ていて、ちょっと思ったことを書いてみます。それは“マジックにおけるロビー活動”という話です。私が以前から言ってきた Magic におけるロビー活動として、今回の事件はまさにその象徴的な出来事だったと思います。 Rebecca 氏という Magic に高い功績を残してきた個人がある要望を持って意見を発信する。それに呼応して大勢の人達が支持を表明する。するとメーカーはその意見を無視できなくなって自社方針を転換する。これこそがまさにロビー活動そのものなのです。そしてこういう活動が成功するには幾つかの要素が必要になる。その事も今回はっきりしました。まず Rebecca 氏のように Magic 発展に多大な貢献をし、多くの人達にその功績が認められている個人の存在。そして問題が起こった際の速やかな情報発信。加えてその情報に対する迅速かつ強力なレスポンス。こういった要素がロビー活動の成功には欠かせないのかなあ、という印象を私は強く感じました。
じゃあこんな話をしてみましょうか。例えば今WoCから「日本における Magic の売り上げが悪いので、今年の日本選手権は賞金総額を減額します。」という発表があったとしましょう。皆さんならどうしますか?。ただここ最近の Magic の様子を見ていると、ひょっとすると今はそれに対する反対運動すら起こらないんじゃないか。私はそんな印象を禁じ得ません。だって今まで日本の競技 Magic って、基本的にはWoCなりHJなりに迎合して維持されていますよね。それでいざとなった時にちゃんと文句が言えるのか、私はかなり疑問に思います。確かに多くの掲示板でそれなりに反対意見は出るでしょう。でも果たしてそれが誰かのリードによって運動にまで発展し、ましてや決定をリバースさせるだけのパワーが集約される、そんな強力なリーダーシップが取れるプレイヤーって日本にいるのですか?
しかもそもそも根本的な話として、今の日本には日本選手権の賞金減額をむしろ歓迎する意見すら多く出ると思われます。競技 Magic なんて物はWoCやHJが Magic を売りたいがために推進している販促手段に過ぎない。しかもその影響で今や Magic そのものが衰退の危機を迎えている。そういう競技がこれで一気に廃れるかも知れないし、少なくとも競技プレイヤー達の“競技至上主義”に頭から水を浴びせられるだろうから好都合だ。そんな意見すら少なからず出てくるでしょう。いや、むしろ今の日本ではそういう意見の方が多数派になるかも知れません。そんな中でそれでも賞金総額の維持を訴えて運動が起こせる人っているのでしょうか。現在非常に残念ながら、日本の Magic において競技という世界は必ずしも正義ではないのです。それは言ってしまうと競技関係者の“日頃の行い”がその原因です。我々は Rebecca 氏の Magic に対する貢献を日頃から見ていて、だからこそ彼女が Magic から外されるという情報に危機感を感じて突き動かされたのです。そういうモティベイションを現状の競技 Magic が起こせるのか。申し訳ないですが多分無理でしょうね。
じゃあどうすれば日本の Magic は Magic 界全体に対する発言力が高まるのか。それは今更私が言わなくても皆さん分かっているでしょう。代理店経由のパックがちゃんと売れていて、DCI公認トーナメントが盛り上がっていて、プレミアイベントで日本人プレイヤーが結果を残している。そういう状況を作り出すしかないのです。ただ今は不思議な事に、本来HJ経由の Magic を買い支えなければならないはずの競技プレイヤーが、なぜかその価格差だけを理由に並行輸入のパックしか買わないんですよね。この際なのではっきり言いますが、日本の競技 Magic を維持したいと本気で思うのであれば、競技プレイヤーの皆さんこそ1パック500円で売られるHJ経由のパックを買わなければいけないのです。「そんな高いパックじゃ競技はできない。」そう思うのであれば、なんで競技プレイヤーがWoCなりHJなりに組織だったロビー活動をしたりしないのでしょうか。少なくとも競技プレイヤーや公認ジャッジのWebサイトで、私みたいに継続的に日本の Magic 価格の問題を取り上げている場所を私は見た事がありません。プレミアイベントで不利な扱いを受けるのが怖いんですか?。だから今の環境で我慢して安い輸入パックを買うんですか?。そんな中途半端なやる気しかない競技を偉そうにひけらかすべきではないでしょう。あまつさえそれの弊害で日本の Magic は今や崩壊寸前なのですから。
しかも実は今、HJ内部では更に並行輸入業者に対する“血の粛清”が始まろうとしています。今度発行されるGAMEぎゃざ4月号(あるいはその次かも)を読むと分かると思うのですが、一部並行輸入業者の広告が一方的に掲載拒否されようとしているそうです。つまりHJには日本の Magic 市場を育てる気なんかサラサラ無くて、今の市場規模で自社に集まる金を少しでも確保しようとしているだけなのです。しかもそういう一連の動きをWoCまでが黙認していると思われる。これじゃあ Magic が日本はおろか世界的な規模で遊戯王OCG辺りにシェアを食われてしまうのは当たり前でしょう。(少なくともこれを書いている現時点において Magic と遊戯王OCGのシェアは逆転しています。)それが嫌なら皆さんが確固たる提案を迅速に出し、そしてそのパワーを結集して現状を変えるべく動くべきなのです。WoCやHJが何か失策をしたら数日内にレスポンスを返す。あまりにひどい失策をしようものなら2〜3日後には抗議メールでサーバーが一杯になる。そういう緊張感をメーカーや代理店側が持っていないから、これだけ好き勝手にやられてしまうんじゃないでしょうか。ただし過去の経緯を見ていると、少なくともHJが抗議メールを数百通もらったところで自社の“金儲け至上主義”を変えるとは思えないですが。そもそもあの会社ってメールサーバーは置いてるだけで中は見てないんじゃないでしょうか? (^^;
多くのデュエリストや Magic 販売店が多分「日本の Magic は今や冬の時代を迎えている。これを何とか乗り切って明るい春を迎えよう!」と考えていると思います。しかし私に言わせると、実は日本の Magic に取っての本当の冬はこれからやってくるのです。そして私個人は「日本の Magic に今後やってくる厳冬を乗り切る体力はない。」と思っています。そういう体力をデュエリストがどうすれば得られるのか。それは建設的なロビー活動によって Magic という世界の中に“健全な摩擦”を発生させ、その摩擦熱で内部の温度を上げるしかない。これが私個人の見方です。ただし過去の歴史を見る限り実現は不可能に近い気がしますけどね。
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それにしても、これだけの大事件を“ Rebecca 氏個人の勘違い”で片づけようとする、そういうWoCの体質が既に多くのデュエリストから忌み嫌われている。この現実に彼らはまだ気が付いていないのでしょうか。こんなに簡単に覆る“解雇措置”なら、最初から出さなきゃいいだろうと思うのですが。 |