| アリーナリーグをどうするのか | ||
WoCが“アリーナリーグ 2003 改編案募集”なる告知を出しました。募集の趣旨や内容は直接本文をお読み頂くのがいいかと思うのでこちら(日本語訳)をご覧頂ければと思います。本当言うと自分で投書を出そうかと思ったのですが、何しろ私には「英語で書いてくれ。」というハードルがあまりにも高すぎるので (^^; 今回はいつも通りここで意見を書いてみる事にします。もし万が一これを読んで「この意見はいけるかも。俺が考えた事にして自分の手柄にしちゃえ。」と思った英語が堪能な方がいらっしゃったら、私に了承を得る必要はないので是非とも投書してみて下さい(笑)。
アリーナリーグの賞品に関してですが、取りあえず“ Magic の過去のカード画像使用に何らの制限もない”という前提で、私には1つのアイディアがあります。それは「アリーナリーグの優勝者が希望したカードのFoil/大判カード/アーティスト・プルーフのいずれかをWoCから直接郵送する。」という物です。当然アーティスト・プルーフの場合はサイン入りである事が大前提ですが、もしできるのであればFoilや大判カードにもサインが入っているといいかも知れません。ただ先日の“チビ・ドラゴンのサプライ品”の事例でも分かる通り、実際にはこの企画が実現できる可能性は多分ゼロでしょう。最近の Standard で使用可能なカードに限定しちゃうと、今度は「だったらいらないからアリーナリーグには出ないよ。」という方が増えそうな気もしますし。WoCは口では「ワイルドな案をお待ちしています」と言ってはいるんですが、何しろ Magic を巡る現在の環境とか過去の経緯なんかを考えると、この企画にはあまりにも制約が多すぎるのです。新しいカードをサプライ品にしても受けが悪そうだし、かといって過去のカードには特に人気筋の物を中心に再使用できない物が多い。しかもそれに加えて予算や大きさまで制限しちゃってる。これで我々に何をどう考えてくれと言うのでしょうか。 (^^;
・・・とまあ、ぼやいていてもしょうがないので、ちょっとそういう制約の中で可能な案を考えてみました。まず「その国ではなかなか入手困難な言語版のカードを賞品にする。」という物です。例えば日本ですとポルトガル語版を始めとする欧州で発売されている言語版の Magic はなかなか入手できません。しかもこれは逆の見方もできるでしょう。欧州のデュエリストには多分漢字やハングル文字がかなり新鮮に映るはずです。だったらそれそれの言語版を遠く離れた別の国で賞品にすればいい。そういう発想です。
あとこれは実を言うとアクエリの企画のパクリなんですが (^^; 「名札」あるいは「名刺」を作るという案です。アリーナリーグの優勝者の氏名やニックネーム、好きな Magic の色とかカードイラストなんかを名札や名刺にデザインしてプレゼントするのです。当然賞品はWoCからの直接発送になるでしょうが、それができあがるのを待つ間も結構楽しいんじゃないですかね。そしていつものデュエルルームやイベントに持っていって自慢する。これはマネージメントの仕方次第でかなり盛り上がると思います。ただ・・・こういう企画を考えても、やっぱりあの“イラスト版権”の問題が重くのしかかるんですよね。
さて、これだけ書いてもしょうがないので、今回は更にWoCから投げかけられた質問についても私なりの答えを書いておきます。
- アリーナリーグの開催者がリーグ形式を自由に選択するべきか、あるいは、開催リーグ形式に何らかの制限を設けるべきか。
私個人は「リーグ形式に制限は加えるべきではない。」と思います。アリーナリーグの目的を“販売店をプレイの場として活性化すること&公式トーナメント参加予備軍であるプレイヤーにレベルの高いプレイの機会を提供すること”と位置づけるのであれば、別にDCI公認トーナメントのフォーマットにこだわる必要はないでしょう。というか、例えば「 Standard しかダメ!」とか言い出すと、かえって Magic 初心者がイベントを敬遠してセミプロが賞品を山分けするような状況になってしまうでしょう。むしろ逆に主催者側が「今回は基本セット限定ね。」とか言えた方が、競技指向の強いデュエリストとの住み分けができる気がします。
- アリーナリーグの開催者が、リーグのシーズン最終に公認トーナメントを開催すべきか。
これに関しては「なんで?そんなの不要でしょう。」という感じですね。ちなみにその理由は上記1.と同じです。
- 箔押しでない、特製イラストのアリーナリーグ用基本土地カードについてどう思うか。
これについては「特に初心者に対しては、イベントの集客力として戦力になるかどうかは疑わしい。」という印象です。例えば過去に発行された特別な基本地形(APAC/アングルード/グルランド etc. )って、今振り返ると基本的に欲しがるのは中級者以上なんですよね。しかも実際に使われてるのってアングルードくらいの物で、他の物は投機の対象にしかなってないでしょう。これでは何をやってるか分かりませんから。
ただしFoilでないのをいいことに“バカみたいに乱発してくれる”なら私は歓迎します(笑)。特に今まで土地を描いた事がないイラストレーターさんの物は大歓迎です。福井では時々ですが“イラストレーター縛りデッキ対戦”というのを遊ぶのですが、こういう時に土地だけ別のイラストレーターの物を使わざるを得ず寂しい思いをする事が結構あるんですよ。個人的には Rebecca Guay さんが5種類の基本地形すべてを描いたセットとかを出すと人気が出る気がします。あ、もちろん私個人は NeNe Thomas さんの物を強く希望しますが。(ええ、言われなくてもムリなのは分かってますって《涙》。)
- アリーナリーグの開催者は、リーグ期間を自由に選べるようにするべきか。1 日限りのイベントとしてリーグを開催し、最後に賞を出すことも可能にすべきか。
これは「自由にすべきだろう。」と思います。こういう措置を取らないと、特にデュエルルームを持たない Magic 販売店がアリーナリーグに参入できないからです。あとこういったリーグははっきり言って数多く開催された方がいいんです。その方が恩恵を受けられるデュエリストが増えますし、ある地域でイベントの日時がバッティングする事で、強豪プレイヤー以外のデュエリストが賞品を得る可能性が増えるからです。
- アリーナ・キットの、オンラインオークションなどでの転売行為に対し、どのような予防措置をとるべきか。
これは最初に書いた“賞品”の内容がそのまま回答になるかと思います。要するに「優勝者には有り難いんだけど、他の人がもらってもちっともうれしくない。」という物をプレゼントすればいいのです。特に名札なんかはその際たる例でしょう。あとキットそのものの転売防止ですが、例えば優勝賞品の発送事務を(申請だけでも)ショップ経由で行うといった事でかなり防げるかと思います。そもそも“キットの中に金目の物が入っているから転売される”訳ですから(笑)。
|
前から何度か書いてますが、やっぱり Magic ってこういう企画を始めるのが“3年遅い”んですよね。 (^^; あとこういったアリーナリーグの沈滞化や弊害って日本でもかなり大きな問題になってるわけで、なんで日本語での改編案募集が無いかなあ、という気がします。まあ私がこの意見を“あえて”日本語で書いた大きな理由もここにあるんですが。という事で、最後に一言。 日本で勝負したけりゃ日本人の意見も聞けっつうの!(笑)
|
今回のエッセイについてWoC社のロン・フォスター氏からメールを頂きました。それによると「今回の改編案募集について、意見を英語で送ってくれという記載はないですよ。」との事でした。確かに確認してみるとそうなんですよね。 (^^; 元々私自身に「WoCは英語で発信された意見しか読んでいない。」という先入観があった上に、この改編案募集を紹介していたWebサイトに「(意見を)英語で書かなきゃいけないのは辛いよね。」という紹介があり、それにより私が勝手にそういうイメージを作り上げてしまった物と思われます。この場をお借りしてお詫びして訂正させていただきます。 m(__)m
ただ先日来取り上げている復刻カードキャンペーンの件や、チビ・ドラゴンのサプライ品の件などに見られる Magic にまつわる“ドタバタ振り”を見ていると、どうも私には未だにWoCが日本人デュエリストの意見を取り上げる意志があるようには思えなかったりします。確かにロンさんは日本の Magic の将来を真剣に考えて活動して下さっている印象があるのですが、でもそれに続く動きというか、それを盛り上げていこうという気運が日本人デュエリストの中にあんまり見られないんですよね。競技 Magic の推進にしても、結局は掛け声だけで“結果”が出てないですし。まあこの辺の問題は今後更に手を変え品を変え取り上げていくつもりでいます。 (^^;
という事で、少なくとも「 Magic に対する意見を直接WoCにぶつけたければ、日本語で書いてロンさんに送ればちゃんと届く。」という事だけは間違いないようです。そういう事なら例えばここで特設板を立ち上げて意見を集約し・・・なんて事もやってみてもいいかも知れません。いやあ、それにしても冗談抜きの話。このメールを頂いたのは深夜1時過ぎだったのですが、あまりの事に眠気が一気にぶっ飛んじゃいましたよ(笑)。