5月8日

ポイント ケンちゃんへ、実に久しぶりにコルリを摘みみ赴く。
遠くに見える稜線はまだ冬の雰囲気を残しいる。やはり今年の春は遅いようだ。

林道が土砂崩れのため通行止めになっていることは、例年のことであり、そのおかげで、マヤサンコブまで拾うことができたのは、数年前の採集であった。
問題は、何処で通行止めを食らうかである。

前回の時より1km程手前にて、ユンボに立ち塞がれてしまった。
装備を整えて、ウォーキング開始である。今回は、ゼフ竿を持参する。

標高差は約600mであり、行程時間は2時間30分を予定している。
できれは、再びマヤサンコブを拾いたい。

2箇所の大きな土砂崩れをパスし、巨大なブナの立ち枯れを跨ぎながら、現地到着する。
何時もながら、人間の足はすごいと思う。あ〜んな場所から、こ〜んな場所まで移動できるのだ。
早速、いつもの御神木を観察するが、新芽は硬く全く芽吹いていない。
更に、北風が冷たく、外道すら姿を現していない。
南向きの斜面に御神木を求めることにする。

漸く、らしきポイント見つけて粘ることにする。
急斜面に立つブナなのでゼフ竿が重宝する。
程なくコルリをゲットするが、デジカメを構えているスキに逃げられてしまう。
ハナノミの二の舞はご免である。
次の個体は、しっかりゲットする。実に2年ぶりのコルリ採集だ。

コルリの数は少ないが、確実に飛んでくる。まだまだ発生の初期で致し方ない。
採集に没頭する。

自然光で見るメタルグリーンは素晴らしい。
苦労して、2時間30分歩いた甲斐があった。

こんな山奥で、こんな時期にでも人と会う。今回は、サイクリストと出会った。
越境してこちら側に来たようだ。林道を塞いだ残雪を渡って来た。彼はこれから、大きな土砂崩れを2つも超えなければならないのだ。帰りはど〜するのだろう。JRで迂回すのだろうか? 人事ながら大変な行程だ。好きだから値打ちがあるのでしょうね。

撤収の時間です。下りは、2時間かな。

まだまだ、春は浅く、コルリの活動は始まったばかりである。

注意深く、路面をルッキングしながら下るものの、マヤサンコブは見当たらず、がっかりである。今年の春は相当遅れているのだと実感する。
その代わり、地震計を見つけてしまった。
こんな場所で正確に測定できるのだろうか?

久しぶりにコルリを摘んだ。

採集結果

キンキコルリクワガタ  14♂♂

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