4月5日(土)

サクラの開花を告げる便りが早かったものの、3月下旬からの寒気のせいで、ギフチョウの発生は足踏み状態だった様です。
福井市内の街路樹サクラは満開状態なのですが、少し郊外へ出るとまだまだ満開には程遠い状態です。
さあ、今年もギフチョウ採集へ出かけましょう。

今日のチョウ場は、越前海岸のとある場所です。
以前、娘を連れてギフチョウ採集に訪れた場所です。
あの時は、未交尾の♀が採れたので、発生地は近くにあるはずです。
歩き始めて、右の斜面から飛来した♂1を空振りして、逃がしてしまう。
今年も最初の個体を逃がしてしまった。
再び、右の斜面から飛来した個体を見逃してしまう。

仕事のし過ぎでしょうか?
動体視力の低下と遠近感の消失と運動能力の欠落の成せる結果である。
さすがに、補虫網で素振りを始めた。シャドウハンティングだ。
何事も練習と弛まぬ努力です。

今日のいでたちです。
ギフチョウは青い物体に興味を引かれるとのことなので、キャップとネットを同色でコーディネイトしてみました。
以前、富山県の山中で、青色のこんなものが林道脇に多数ひっかかっていて、一種異様な光景でした。

最初は何だか見当もつきませんでしたが、コレ、ギフチョウ採集グッズだったんですね。

再び、ギフチョウが飛来する。
あわててスウィングするがネットインできず、可愛そうにフレームに当たって、その個体はアスファルト道へ落下してしまいました。
情けないことに、今年最初のギフチョウはフレームショットでした。

次なるポイントへ向かうことにしました。
2km先のブナ林です。

ここの山頂には、お社があり、周囲をブナ林で囲まれています。
前回このポイントを訪れたときは、ボロボロのギフチョウが2桁飛んでいました。
歩みを速めます。

  

これらは擬態なんでしょうか?

確かにここは越前海岸です。
あの辺の海岸段丘には、小学校と中学校があり周辺の林は好採集地です。
7月のライトとラップもこの辺です。

さて、現地到着です。
この小道をギフチョウが飛び回っていました。

そして、ふと後ろを振り向くと、ここの陽だまりにもギフチョウが飛んでいます。
よ〜するに、そこらじゅう飛んでいるのです。

今日はオスばかりです。

コルリが居そうなのですが、まだ、新芽は硬いままです。

おなかイッパイなので撤収します。
のんびりと帰投していると、アマチュア無線のおじさんと出会いました。おじさんと言っても同い年くらいの方です。
話好きな方でついついおしゃべりしてしまいました。ハム良いですね。

福井県平野部のギフチョウ発生は、例年並みの時期でした。
ただ、今月末から気温が急上昇するため、各地の春の訪れは早まるかもしれません。
来週は、山間部へギフチョウ採集予定です。
ついでに、ライトトラップの下見と<@>採集ができればナイスです。

採集結果

ギフチョウ  6♂♂

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