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作者

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「ありさわとよみつ」です。
男です。
オヤジです。
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独身です。
喫煙者です。
酒飲みです。
大食いです。
オニギリと冷や奴と魚と缶コーヒーが好きです。


ヤマトはスゴかったのだっ

長い間、ほったらかしにしててスイマセン。

ここ数年、昔のアニメに関して「当時は言えなかった裏事情」みたいなのをよく見かけるようになりました。
例えば
「ガンダムは松本アニメのアンチテーゼとしてプロットを模索してたら、あーゆー形になった」とか
「当初メカデザインにスタジオぬえを考えてたが、ぬえの宮武氏が「頑固モノ」なので(笑)、大河原氏に変更した」とか
そのテの話は、正直なところ大好きです。(笑)

といった前振りに関係なくヤマトの話です。
スゴかった点というかそれまでのテレビマンガとの差異としてよく挙げられるのが「用語」の話。
光年とかワープとか。
特にワープはヤマト以降リープとかハイパードライブとか空間跳躍とかイロイロ出ましたが
それらについて知らない人に説明する際に「要するにワープみたいなモン」
という使われ方を(今でも)されるところがスゴイと思います。

ソレとは別に当時ガキであったワタシがスゴイぞっと思ったのは以下の設定。
「太陽系サンザー第8惑星ガミラスのガミラス人が地球侵略を企てる。ガミラス人を率いているのは総統デスラー」

若い人からすると「どこがスゴイの???」でしょうが、当時にしてみれば強烈なインパクトがあったんですってば。

まず「太陽系サンザー」
それまでも宇宙からの侵略者というのは掃いて捨てるほどいたんですが、
母星の属する恒星系については殆ど触れられてなかったのです。
それどころか「恒星に住んでるヤツ」の方が一般的だったりして。
ベガ星とか。(笑)

次に「第8惑星」
それまでは舞台となる惑星について位置が設定されている場合はとにかく「第3惑星」。
宇宙人の基地があったりトラブルに巻き込まれたり不時着したり、そういった惑星は全て「第3惑星」。
判で押したように「第3惑星」。
「地球が第3惑星だからって、他星系でも生物の住んでる星が第3惑星って安易だよなー」と
幼心に感じていたワタシは(ヤなガキだ)「ガミラスは第8惑星である」という設定を読んだとき思わず
「コレよ、コレっ」とヒザを打ったのでした。

そして「ガミラス人」
当時は宇宙人と言えば「××星人」が一般的だったのです。
なぜ「××人」ではイケナイのか?
それは「母星が××星」だからだ。
しかし、その星に住んでる奴らが母星に「××星」と名付けるだろうか?
などとこれまたヤなことを考えてたワタシには「ガミラス人」という響きは「スゴイぞっ」だったのです。

最後に「総統デスラー」
今では信じられないかも知れませんが、悪玉宇宙人のボスに固有名詞がついているというのは
当時としてはカッキテキなことでした。
殆どの場合母星の名前がそのままボスの名前だったんですってば、当時は。

という具合にヤマトはスゴかったのでした。


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